英語塾-大学受験-英語専門塾

 
   阿佐谷英語塾

早期の長文読解力養成と徹底英作文対策,難関大学受験のための英語塾。

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阿佐谷英語塾HOME > 塾長のメッセージ 2011-2017

ホームページ移転のお知らせ
[塾長のメッセージ 2017]
1.早稲田大学 自由英作文テーマ 2.18.2017→2.24 更新

[塾長のメッセージ 2015-2016]
12.宗教,国家,科学は人類を幸せにするか(広島スピーチ)-日本語訳 6.1.2016
11.早稲田政経,東京,一橋,東京外語 英作文 2.28.2016
10.自由英作文の書き方とテーマ 直前アドバイス 2.7.2016→1.21.2017 更新(別ページに移動します)
9.英語自由英作文の書き方と採点基準について 11.16.2015
8.英文和訳から英文英訳へ 10.1
7.予想される自由英作文と小論文のテーマ 8.18.2015(別ページに移動します)
6.英語の習得が必要な人たちへ 7.16.2015
5.自動同時翻訳&自動同時通訳と英語教育 7.10.2015(別ページに移動します)
4.英語の直読直解法と何か 6.27.2015
3.2015年の合格実績・他 5.4.2015
2.春期講習と新年度の方針について 2.24.2015
1.センター試験直前 1.12.2015

[塾長のメッセージ 2013-2014]
14.冬期の予定と10今後の方針 11.26.2014
13.コンテンツの更新&安倍政権の教育政策 10.25.2014
12.諸々の思いをとりあえず歌に託して...Lyrics (10.24.2014 更新)
11.二学期の案内とコンテンツの更新等 8.21.2014
10.一学期テキストの sample 掲載と新規入塾生の募集について 6.5.2014
9.「英語長文問題」他の更新について 5.25.2014(6.3.2014 更新)
8. Windows XP サポートの終了,他 4.13.2014
7. 2014年 一学期の開始 4.5.2014
6. 英文法の重要性 2.21.2014 更新(別ページに移動します)
5. 英語の早期教育とグローバリズム 1.8.2014 更新(別ページに移動します)
4. 英語の習得と英語教育 9.6.2013 更新 (別ページに移動します)
・予備校講師の実力 5.11.2013 更新(別ページに移動します)
3. 合格実績(速報)について 3.5.2013
2. 春期講習について 2.17.2013
1. センター試験終了,受験生諸君はこれからが勝負です 1.20.2013

[塾長のメッセージ 2011-2012]
11.二学期高一ADクラスの空きとコンテンツの更新,他 10.8.2012
10.夏期講習について,他 7.30.2012
9. トップ・ページが文字化けし読み取り不能になりました 5.30.2012
8. ハーバード大学の学生は東大生よりも優秀か 7.30.2012 更新 (別ページに移動します)
7. 傾向と対策の重要性 1.20.2012(別ページに移動します)
6. 入試直前... 1.9.2012(別ページに移動します)
5. 東大人気と学力低下 12.3.2011(別ページに移動します) 
4. 2011年度入試の合格実績について 3.25.2011
3, 小論文の採点基準-慶應法学部の小論文対策 2.10.2011(別ページに移動します)
2, センター試験を振り返って 1.23.2011
1. 受験生,待ったなし 1.14.2011

[塾長のメッセージ 2017]

1.早稲田大学 自由英作文テーマ 2.18.2017→2.24 更新

2017年 早稲田大学国際教養学部と法学部の自由英作文のテーマが明らかになった。国際教養は「sugary drinks (Coca-Cola, Pepsi, etc.) に対する課税」を支持するか支持しないかというかなり書きやすいテーマだった。課題文自体にヒントがあり,2015年の「刑事責任年齢」の問題等と違い,何も書けなかったという人はむしろ例外だろう。読解や要約を含めて易化したといえる。法学部はⅥの条件付き会話英作文が姿を消し,代わりに2つのグラフから読み取れることをそれぞれ一文で書く(自由)英作文が出題された。グラフがシンプルなため平易である。Ⅶの自由英作文はⅥのグラフを基に「将来人類が直面することになる問題」を述べるものであった。グラフがシンプルなぶん,人口動態と世界の動向に関する基本知識と想像力を求められる。解答欄も2行増えている。グラフの読み取りは3年ぶりの出題である。ⅥとⅦの結合という予想外の変更もあり,和文英訳を含む自由英作文対策に時間を掛けてきた人は報われたのではないだろうか。

文化構想学部の英語による要約問題にも大きな変化があり,全体として易化している。20日の政経学部の自由英作文がどうなるか。昨年までの文化構想の要約や法学部の自由英作文と違い,捨てるという選択肢はあり得ない。どのようなトピックが出題されようとも,手持ちの語彙と英語表現,背景知識と想像力を駆使して対処してほしい。補足-早稲田大学政経学部の自由英作文のテーマは Gay marriage should be made legal in Japan. というきわめて up-to-date で思い切ったものであったが,特に書き難いテーマではない。明日の国公立入試で,いずれかの大学の自由英作文に出題される可能性もある。 

塾長のメッセージ 2015-2016]

11.宗教,国家,そして科学は人類を幸せにするか 6.1.2016

オバマ米大統領の広島スピーチ(5.27.2016) より次の箇所を抜粋します。「人類の歴史は戦争の歴史である」という正しい前提に基づき,「宗教・国家・科学に対する盲目的な(無邪気な)信仰」に警鐘を鳴らす内容は,広く共有されるべき真実を示している。超大国米国の大統領としての指導力・実行力を問われているとはいえ,(日本を含む)世界の政治指導者たちと比して,歴史と世界の認識において,卓越した存在であることは事実であろう。英語表現の解説は 英文和訳演習78 を参照。

Every great religion promises a pathway to love and peace and righteousness. And yet no religion has been spared from believers who have claimed their faith has a license to kill.
Nations arise telling a story that binds people together in sacrifice and cooperation, allowing for remarkable feats, but those same stories have so often been used to oppress and dehumanize those who are different.
Science allows us to communicate across the seas, fly above the clouds, to cure disease and understand the cosmos. But those same discoveries can be turned into ever more efficient killing machines.
The wars of the modern age teach us this truth. Hiroshima teaches this truth. Technological progress without an equivalent progress in human institutions can doom us. The scientific revolution that led to the splitting of an atom requires a moral revolution as well.
That is why we come to this place. We stand here in the middle of this city and force ourselves to imagine the moment the bomb fell. We force ourselves to feel the dread of children confused by what they see.
We listen to a silent cry. We remember all the innocents killed across the arc of that terrible war, and the wars that came before, and the wars that would follow.

[日本語訳]偉大な宗教はみな,愛と平和と正義への道を約束します。しかし,あらゆる宗教が,信仰は殺人の認可証だと主張する信者を生んできたのです。
国家は,犠牲と協同によって人々が団結する物語を語って,台頭し,顕著な業績をなし遂げます。しかし,同じ物語が,異なる人々を抑圧し,その人間性を奪うために,幾度となく使われてきたのです。
科学のおかげで,私たちは海を越えて交信し,雲の上を飛行することができ,病気を治し,宇宙を理解するこができます。しかし,同じ発見が,さらに効率的な殺人の道具に転用されかねないのです。
現代の戦争は,これが真実であることを教えています。広島は,これが真実であることを教えています。科学技術の進歩は,人間社会にも同等の進歩がなければ,私たちに破滅をもたらしかねないのです。原子の分裂を可能にした科学の革命は,道徳の革命もまた必要としているです。
だから,私たちはこの地を訪れるのです。私たちは,ここに,この市街地の中心に立つと,原子爆弾が投下された瞬間を想像せずにはいられません。私たちは,目の当たりにした光景に混乱した子どもたちの恐怖を感じずにはいられません。
私たちは,声なき叫びに耳を傾けます。私たちは,あの悲惨な戦争,これまで起きた戦争,これから起きるかもしれない戦争,その最中の犠牲者である,すべての罪なき人々を追悼します。

10.早稲田政経,東京,一橋,東京外語 英作文 2.28.2016

2016年早稲田政経の自由英作文の問題を見て驚きました。「喫煙を法律で禁止するべきかどうか」というテーマですが,これは2014年(二年前)に一橋で三つの選択肢のうちの一つとして出題されたものと同じだからです。早稲田政経は東京大学との併願者が多いことは周知の事実ですが,一橋大学との併願者も少なくありません。わずか二年前の出題ですから,一橋の受験生は当然,過去問でやっているはずです。彼らにとってはラッキーそのものです。阿佐谷英語塾は2014年の一橋の問題の解答例も載せていますが,この年度は他の二つのテーマのほうがはるかに手強いか up to date であるために,あえてこのテーマを取り上げませんでした。どうでもよいというほどマイナーなテーマではありませんが,いま現在,日本が直面している重要な問題ではないからです。(最近は,授業で扱う長文読解の教材からもこのトピックを外しているくらいです。)一方,私大専願・早稲田政経第一志望の受験生にも,指定の語数を考えて一橋の問題に取り組む人がいるはずですが,そのためにわざわざ赤本や青本を買う人はそうそういないでしょう。もし「自由英作文(解答例・暗記例文)」にこのトピックの解答例を載せていたら,救われた人もいたでしょう。申し訳ないことをしました。

ところで,改めて考えると,実は重要な問題が隠れています。早稲田政経の出題者はこのことを承知の上で,つまり合否を左右すると言われる自由英作文で,一橋との併願者が圧倒的に有利になるとわかっていながら「禁煙」というテーマを選んだのでしょうか。そのぶん早稲田政経第一志望の受験生あるいは東京大学との併願者に不利に働くテーマをあえて選択したのでしょうか。それはあり得ないでしょう。そうなると併願者が多い他大学で最近どういう問題が出題されているかということは考慮していないことになりす。他大学の過去の出題などそもそも眼中にないということでしょうか。(同じ早稲田の国際教養で10年以上前に同じトピックが出題されていることはさすがにチェック済みだと思いますが?)いちいちそんなことを気にしないのは当たり前だと言う人がいると思います。しかし,それで本当に良いのでしょうか。大学が受験生の方を向いていないことの証ではありませんか。では誰の方を向いているのでしょうか。

なお,2016年の東大,ついで一橋の「自由英作文」のテーマが明らかになりました。 前者は非常にユニークな写真(?)を用いていますが,相当な「想像力」を要求する問題で,2013年の写真を用いた会話文とは異質な問題です。一方,後者は,おそらく予想した人は誰もいないほど思い切った方向に舵を切りました。昨年の一つから,今年は三つのテーマすべてが写真,イラスト,絵画等 picture を基にしたものに変わりました。完全にハイレバルな想像力のテストになりました。両大学とも,志願者に何を求めているのかメッセージを発しているのだとすれば,これは一つの行き方かもしれません。ただし,入学する学生に即戦力のビジネス英語まがいではなく,豊かな想像力を求めるのは,一種のエリート主義だとも言えるでしょう。もっとも,特に一橋の問題は,大半の受験生には荷が重いように思われますが。なお東京外語はリスニングを基にした要約,自由英作文ともに50語ずつ増えて,合計450語程度になったようです。書く力の重視に拍車をかけたことは間違いありません。

9.英語自由英作文の書き方と採点基準について 11.16.2015

10月以降,阿佐谷英語塾のホ-ムペ-ジへの日別の総アクセス数が1000を越える日が増えてきました。やはり「英語長文問題」のアクセスが一番多く,これが三分の一(以上)を占めています。次がトップペ-ジへのアクセスでしたが, ここにきて,「自由英作文」へのアクセス数がこれを上回る日が出てきました。実は四月頃からすでにかなりの人がこのペ-ジにアクセスしていましたが,今後さらに増えてくるものと思われます。和文英訳よりもいわゆる「自由英作文」を出題する大学が多くなり,この問題の出来が合否を左右する可能性があることを受験生諸君もはっきり意識するようになって来たからだと思います。したがって,一学期の早い時期から関東の主要な大学・学部の問題を取り上げて解答例を提示し,併せて大手予備校の解答例も掲載してきました。英語の長文読解問題である程度の得点を見込めるようになった人は早めに(自由)英作文対策に力を入れるように,以前から呼びかけてきました。実際に英語を書く力が着いたかどうかは別としても,少なくとも意識が高まってきたことを考えると,より確実に英語の文章を書いて一点でも多く得点する方法に言及する必要があると思います。今回はその予告だけですが,近々ペ-ジを改めて取り上げます。 自由英作文の書き方と採点基準 を別ペ-ジでアップロ-ドしました。  

8. 英文和訳から英文英訳へ 10.1

10月1日付けで,「二学期の案内」に高3SAβの Text Sample を加えたが,取りげた読解問題は,「英語長文問題」の高3SA 51 に載せている,2006年一橋大学前期の問題である。記述主体の国立型の問題を私大型に変えるために大幅に手を加えていることは,両者を見比べてもらえばすぐにわかる。元の問題は,英文の難解さに比して,設問は一部の記述(下線部和訳)を別とすれば,むしろ平易に過ぎると言ってよい。こうしたバランスの取り方自体あまり好ましいことではないが,私が問題視するのは,そのことよりも英文そのもの内容と記述である。
フランス語の原著からの翻訳に出題者が一部手を加えたもので,The Little Book of Philosophy の第一章 Ethics からの抜粋である。さすがに「英文和訳演習」の71で取り上げた Punctuationに関して述べられている書物のタイトルとは異なり,The Good book of Philosophy とは言っていない。しかし,きわめて身近でわかりやすい一部の例を別とすれば,内容もほぼ同じことの繰り返しであり,表現や文体に至っては,句読点(カンマ,ダッシュ等)の使い方を含め,完全に悪文の類である。こういう英文が読みにくいのは,読者の頭が悪いからではなく,筆者の頭の中が整理されていないからである。

こうしたことは何も英語に限らない。日本語の文章にもおうおうにして見られることであり,大学入試に限らず,受験生を篩いにかけて選別するのが目的である試験というものの性質上,避けがたいのも事実であり,現国や小論文の課題文にもよくあることである。要するにある程度,意図的に悪文を出題しているのであるが,出題者である先生方には,ある種のバランス感覚,つまり節度を保って頂きたい。
そもそも悪文の内容を読み取る力も言語能力(英語力や国語力)のうちだというのが私の従来の考えであったが,自分の視力と脳力が落ちてきたせいで,一読して英語の悪文の文構造を瞬時に読み取ることが容易でなくなってきたために,逆に悪文に対する目利きが増したのは皮肉と言えば皮肉である。見方を変えれば,最難関大学を目指す優秀な受験生との読解力の差が縮まってきたことにもなる...。

ただし,私の最近の主要な関心事は,英文和訳や和文英訳ではなくむしろ「英文英訳」である。最近の「英文和訳演習」の更新はそれを反映しているが,和文英訳の前提としての「和文和訳」という言葉はあっても,「英文英訳」という言葉が一般的に使われているわけではない。

6. 英語の習得が必要な人たちへ 7.16.2015

前回,近い将来,自動翻訳・自動通訳の実用化によって英語教育,特に早期英語教育が不要になることを具体例を挙げて説明した。現自民党政権(と文科省)はもちろん,民間企業,大学・高校・中学,さらには小学校までもが,ほとんど盲目的な英語信仰=グローバリズム信仰(米英語信仰=米国信仰)に取りつかれているが,塾・予備校を含む英語業界・英語産業が便乗していることは言うまでもない。失礼ながら,親の世代の大多数もまた,一種のマインド・コントロールをされていると言っても過言でなない。

楽天とユニクロが英語の社内公用語化を宣言したのは2010年であった。その翌年の2011年9月には,元マイクロソフト日本法人の社長・成毛眞氏が「日本人の9割に英語はいらない」という本を出版して話題になったのは記憶に新しい。氏は今でも小学校での英語教育や,大学入試へのTOEFLの導入には反対のようである。しかし書名を良く見れば,「9割に英語はいらない」ということは「1割には必要」だということになる。ただし当時は,自動翻訳や自動通訳は構想はされていたものの,まだ実用化の目途は立っていなかった。氏が古巣の Microsoft の Skype Translator等をどう評価するかは分からないが,問題は「1割には必要」というときの必要のレベルである。成毛氏自身がマイクロソフト日本法人入社時は英語はほとんど喋れなかったとそうであるが,入社後5年で代表取締役社長に就任し,10年社長職を勤めている。つまり30歳を過ぎてから必要に迫られて英語(会話)を習得したことになる。

一方,楽天の三木谷氏は,半分英語ネイティヴを自称しているが,小学生のとき海外帰国生として身につけた英語はその後,完全に抜けてしまい,社会人になってからハーバード・ビジネススクールに留学したときに本格的に英語を習得したと語っている。氏の英語力に対する評価は微妙であるが,氏が英語社内公用語化のメリットとして挙げるのは,日本語は話せないが英語は話せる技術職,つまり日本人ではなく外国人の雇用に大いに役立ったことと,外資系の企業の買収の際に交渉がスムーズに運んだことである。今は日本の企業であり,主たる市場も国内であるが,その先の狙いは文字通りのグローバル企業であろう。なお,三木谷氏の命を受けて社内公用語化を進めた責任者は,文法と単語が身についている人は会話も短期間に上達したと言い,いわゆる「受験英語」の効用を高く評価している。ユニクロの柳井氏については,氏が英語を喋るのを聞いたことがある人はいない。英語は話せないというのが通説である。確かに生産・販売を早くからグローバル化しているが,事業内容は,ready-made のアパレル産業であり,仮に社長自身は英語が苦手だとすると,社員に英語の使用を強いる必要があるのかどうか疑問である。

先日,ホンダが2020年を目途に英語を社内公用語化すると発表したが,2010年当時はまったく考えていないと言っていたはずである。つまり5年先のことが読めなかったわけであるが,では実施に踏み切る5年後のことは読めているのだろうか。塾・予備校を含む英語産業に関しては,先のことなど考え(られ)ずにビジネス・チャンス到来を謳歌しているところが大多数と思われるが,業界の一部には,将来,英語教育が不要になることを見込んで,短期間に荒稼ぎすることを目論んでいるしたたかな業者もいるはずである。こうした業者に乗せられないように注意したい。「日本人の9割に英語はいらない」のサブ・タイトルは「英語業界のカモになるな!」である。

実は最大の問題は,「英語を必要とする1割」という前述の数字である。これが1%であれば,他の知識や技術を二の次にして敢えて英語の習得に賭ける人は例外中の例外になるが,10%と言われると,当然自分もその候補に入ると考えるのが人情である。たいていの英語自動化プロジェクトが2020年を目途にしているが,私見では,この数字は前後する場合,特に後ろ倒しになる場合があると思われる。安保法制で支持率を下げた安倍政権が,国民の英語学習熱に目をつけ,「成長戦略」と絡めて,英語公用語化を参院選の公約に掲げてくる可能性もあるからだ。国立の大学や研究所に対しては露骨な圧力(ブレーキ)をかけてくる可能性さえ考えられる。いくらなんでも国民はそれほど愚かではないはずだが,マスゴミの刷り込みや世論調査の結果を見ると予断を許さない。自動翻訳や自動通訳が完成して本格的に始動すれば,機械であるが故に生じるわずかな不具合を修正できる本当のプロ以外の出番はなくなるだろう。あるいは完成度の高い機械と同レベルかそれ以上の仕事やコミュニケーションを生身でこなしたい語学の才人や,高度な趣味人たちだろうか。

いずれにしても,現在の中・高校生はまだTOEFLであろうと何であろうと英語の試験から逃れることは出来ないだろう。今の幼稚園児や小学校低学年の生徒が最大の被害者になると思われる。なお,日本の大学に進むか米国の大学に留学するか迷っている人に一言。そもそも日本人と米国人のどちらが優秀(頭が良い)かという問題があるが,私はこれについて確たる根拠を持って答える用意はない。ただ言えることは,留学する日本人は外国語である米語の4技能の習得と専門知識の習得を同時にやらなければならないという事実である。仮に米国の大学生が米英語とは別に日本語や中国語の読み書きを習得し,大量の文献を読んで大量のレポートを書き,日本人や中国人と日本語や中国語で議論しなければならないとしたら,名門私立大学といえども大量の脱落者(落ちこぼれ)が出ることは想像に難くない。オバマ大統領や次期大統領候補と目されるクリントン氏は日本語と中国語のどちらかは話せるのか。ケネディー大使は,日本大使である以上当然日本語に堪能であるべきだが,実際はどうなのか。やはり米英語の世界共通語化こそ米国にとって最大かつ最後の切り札なのである。

最後に高校の英語の授業の実態について。高校では原則として英語の授業は英語で行なうことになっているが,大半の高校がネイティヴの授業は多くて週1回程度であり,内容はほぼ「息抜き」の時間,要するに一種の「ゆとり教育」になっている。文法というものをまったくやらない高校があるかと思うと,市販の文法書を教材にして,日本人の先生が(英米人の先生よりはましかもしれないが),高校1年生を対象に入試レベルの文法まで英語で授業をしている高校もある。当然のことながら,ごく一部の生徒以外はまったく理解出来ていない。こうしたカリキュラムは公立・私立の区別とは関係がない。一体どうなっているのか。高校生の英語力が高まることなどあるはずもない。保護者の歓心を買うためにひたすら低年齢化を押し進めているだけである。使える英語の習得などは単なる掛け声にすぎず,日本人の英語力は低下の一途を辿るだろう。まともな英語塾の存在価値はまだ暫くはなくならないだろう。

4. 英語の直読直解法とは何か 6.27.2015

6月23日付けで,英語長文問題の説明文の補足として,あるサイトから英語の直読直解法なるものを取り上げた。「英語を日本語に訳して理解するのではなく英語のまま直接読んで直接理解するので... 驚くほど簡単に英語が読めるようになる」と言う。いわゆる同時通訳方式とはスラッシュ・リーディングであることに変わりはなようだが,日本語をいっさい介在させないという点で,両者は根本的に異なるはずだ。ところが大学受験の英語塾でありながら,そこで挙げられている例文は Tom studied / history / in the library / yesterday. という中1レベルの英語であり,しかもご丁寧に「同時通訳方式」のスラッシュ付きの訳文が付いている。「トムは勉強した / 歴史をね / 図書館で / 昨日のことですが」。これだと 日本語を介さない英語の直読直解法というのがどういうものだかさっぱり分からない。いまだ英語の学習途上にある日本人の生徒を対象に日本語を完全に排除することがいかに非効率・非能率であるかは英語長文問題のコメントでも触れたが,今度は高校生・大学受験レベルの英文で検証してみよう。
Most people think they're good at spotting liars, but studies show otherwise. It is wrong to expect that professionally trained people will have the ability to detect liars with accuracy. In general, even professional lie-catchers, like judges and customs officials, perform, when tested, not mucht better than chance. In other words, even the experts would have been right almost as often if they had just tossed a coin.
語彙のレベルとしてはかなり平易な部類に属するが,下線部の even professional lie-catchers, like judges and customs officials, perform, when tested, not much better than chance. を英語のまま正確に理解できる生徒がどれだけいるだろうか。judge は「審判員」ではなく「裁判官・判事」であり,customs は「慣習・習慣」ではなく「税関」であるという説明も,chance は「偶然」の意味だという説明も,日本語である以上当然,許されないはずだ。そこで再び Longman English Dictionary の定義を「手短に」拝借する。
judge 1 the official in control of a court who decides how criminals should be punished 2 someone who decides on the result of a competition
custom 1 something that is done by people in a particular society because it is traditional 2 something that you usually do every day, or in a particular situation 3 [plural] a) the place where your bags are checked for illegal goods when you go into a country b) the government department that checks goods coming into a country and collects any taxes on them
chance [possibility] how possible or likely it is that something will happen, especially something you want [opportunity] a time or situation which you can use to do something that you want to do

仮に大変に優秀な教師が口頭で,しかももっと簡潔・明快に英語で説明することが可能だとしてもである... 生徒にとって未知の,あるいは曖昧な英語表現の全てについてこうした作業を行なうことがいかに無意味であるかはもはや指摘するまでもないだろう。こんなことに時間とエネルギーを費やする結果,下線部の内容の正確な理解に関わる even the experts would have been right almost as often (as they would often have been right) if they had just tossed a coin. という省略に触れることが出来なくなれば,まさに本末転倒である。日本語をいっさい介在させることなく「英語を英語として理解する」のはもちろん理想だが,そこに至るまでには長い道のりが必要だろう。というより,永遠に見果てぬ夢と言うべきかもしれない。もちろん英語に限ったことではない。言語の学習とは(母国語も含めて)そういうものである。「まるで日本語を読んでいるのと同じように,(英語を)直接理解できる」という魔法のテクニックは,元々の到達目標があまり高くないか,あるいは比較される日本語の読解力のレベルがそれほど高くないからこそ成り立つ比喩ではないだろうか。

3. 2015年の合格実績・他 5.4.2015

3月3日に私大の合格速報を掲載して以来時間が止まっていました。この間の事情は「お知らせ」に掲載していますが,2015年度入試の結果を振り返えらないと,来春の入試に向けて先に進めない面があることは否定できません。結果は私大の合格速報がほぼそのまま合格実績になりました。国立後期受験組は全員届きませんでした。中にはその後まったく連絡のない生徒もいますが,これは不合格の報告と考えるのが当然です。今だから言えることですが,合否のボーダーラインにあったのは京都大学を目指した生徒だけでした。他の生徒は総合的に力不足でした。夏まで部活をやって国立医学部を目指したSAαの生徒は,やはりスタートの出遅れを取り戻すには至りませんでした。東京外語を目指した生徒は前期から志望学科を変更すれば届いたかもしれませんが,あくまでも第一志望の言語にこだわった結果の不合格は,ある意味,潔い選択だったかもしれません。あくまでも本人の意志ですから,私のほうから学科の変更を働きかけることはしませんでした。ADクラスから都内の国立大学を目指した二名は,届けば快挙でしたが,現実は甘くありませんでした。地方の国立大学であれば可能性はあったと思いますが,「第一志望を譲らない」以上,結果はある程度予測できたことです。センター試験が東大並の五教科七科目の生徒には私大優先にシフトすることも働きかけましたが,本人の意志が固く,私としては,難関私大に合格したことで安堵しています。
実は,昨年は久しぶりで東大(理系)志望の生徒がいました。進学校に通う頭も性格も良い生徒で,弱点科目であった英語が伸びて模試でも点が取れ,大いに有望でした。しかしその後,肝心の理数が伸び悩み,目途の立った英語よりも理数に時間を割くために,10月で退塾しました。それが本人ためであれば引き止める理由はありません。受験業界には,10月まで在籍した生徒は合格実績に加えることが出来るといったルールもあるようですが,そこまでして合格実績を上げる気はありません。なお私大には上智,立教等に補欠の生徒がいましたが,その後ホームページの改造に追われ,結果の問い合わせをする余裕がありませんでした。今さら問い合わせるのは時期を逸しています。したがって,12月の上旬から無断欠席となり,連絡を取れなくなった生徒一名を除いた12名の結果で2015年の合格実績を確定します。けっして華々しい成果ではありませんが,生徒一人一人がベストを尽くした結果であり,私はそれなりに満足しています。

「お知らせ」にも書きましたが,ホームページの改造に多大な時間を費やして,春期講習での新規の生徒募集が疎かになってしまいました。と同時に,ある時期からスマホではホームページが閲覧不能の状態になっていたことに加えて,強引にスマホに対応させたために,肝心のパソコン用のホームページまでが見るも無残な姿になり,一時アクセス数が激減しました。4月13日の「お知らせ」で当面これで間に合わせます,と書いたのですが,その後,internet explorer とそれ以外のブラウザーではパソコンでの見え方がまったく異なることに気づき,またもや徹夜での修正を余儀なくされました。一方,スマホは機種によって仕様が異なるので,多様なスマホにうまく対応している保証はなく,またパソコンでの見映えの悪さがどうしても気になっていました。束の間の五月の連休に入ったのを機会に,一気に決着をつけるため,1日から作業に入り,一応の成果を得ました。一部のページを除き,スマホにはほぼ完全に対応しているはずです。パソコンで見た場合のレイアウト・見映えはけっして満足できるものではありませんが,閲覧した人が拒絶反応を起こさない程度の最低限の体裁は整っているのではないかと思います。あとはコンテンツの更新に取り組んでいきます。
高二ADクラスが定員に達しましたが,クラス内の学力差が生じてきたので,クラスを二つに分けることにしました。体験受講の希望者を受け付けています。一学期の案内にテキストのサンプルを載せていますから,参考にして下さい。

2. 春期講習と新年度の方針について 2.24.2015

昨日,厳密に言うと22日と23日の境目くらいに「春期講習の案内」をアップロードしました。text sample のPDF文書への変換に手間取り,思わぬ時間を食ってしまったからですが,前日の土曜日にinternet explorer が作動しなくなり,半日以上余分な時間を費やしたことが主な原因です。あるセキュリティーソフトとバッティングしたための不具合だったようですが,別のパソコンからもネットに接続して検索することが出来なくなり,自分の判断で自力で回復せざるを得ませんでした。下手な操作ををすれば,パソコンに大きなダメージを与えて取り返しがつかなくなるところでした。パソコンを使うのも常にリスクと隣り合わせなようです。実はこれは以下の本題の前置きに過ぎません。
正確なデータはなかなか把握できませんが,最近の阿佐谷英語塾のサイトへのアクセスを見ると,さすがにまだパソコンのほうが上回ってはいますが,スマホからのアクセスもほぼ拮抗しています。つまり通塾先を探すのにも,英語のコンテンツを見るのにも,スマホを使っている人が少なくないのです。現在の通塾生10人以上に確認しましたが,異口同音に,スマホの画面でサイトの内容を正確に読み取ることは不可能であり,仔細に見るときはパソコンを使っていると言いました。しかしスマホに一日数時間,ときには10数時間費やしている女子高生も珍しくないという調査結果も出ています。費用も相当な額になるでしょう。これではパソコンを買う余裕は無くなってしまいます。現にどうしても必要なときは親のパソコンを借りているという人もいます。
しかし,この傾向はスマホ以前の携帯からすでに始まっています。(理由は他にもありますが,今は触れません。)当塾のサイトの内容のほんの一部を見ただけで,何となく良さそうな塾だと判断して問い合わせてくる人が少なからずいます。ご自分が希望するクラスが何曜日に設けられているのかも確かめていない人や,「お助け舟塾を探しています」という問い合わせもありました。なかなかうまい表現ですが,当塾の本来の方針とは少々ミスマッチだと言わざるをえません。確かに「来る者は拒まず,去る者は追わず」という方針でこの塾を始めたのは事実ですが,次第に相当な学力の生徒さんも通って来るようになり,そうなると,元々クラスを細分化していない以上(二レベルのみ),ある程度,生徒さんの学力を揃える必要が生じてきました。一時はセンターテストで250点中240点以上取る生徒さんも珍しくありませんでした。しかし私が高一,高二を担当しなくなってから,確実に生徒さんの層が変わってきました。それでも,結果を出すのが私の仕事であり,事実,高三から担当してそれなりの結果を出してきました。しかし,私の体力も確実に落ちてきました。以前のような極端な無理はききません。幸いに,今まで在籍した講師の人たちよりは明らかに力のある人(専門は英語ではありませんが,外資系の金融機関や米国の大学にも籍を置かれたことのある大学の先生)が新く講師に応募されてきたこともあり,ある程度は学力のある生徒さんを集めて,さらに伸ばしてみたい気持ちが強くなりました。もちろん特待生や奨学生などという制度を設ける気は毛頭ありませんが,この数年間のように高一生,高二生が優秀な生徒さんから辞めていくといった事態だけは避けなければならないと考えています。

長くなったので,結論を急ぎます。2015年の春期講習の案内で,初めて学力上位層を主なターゲットとすることを打ち出しました。あれを見て当てがはずれたという方には申し訳ありませんが,けっして特に出来る生徒さんだけを対象とするつもりはありません。実は今回,あえてこうした事情を説明する理由は,2015年度の合格実績は必ずしも華々しいものにはならないだろうと予想しているからです。MARCH は確実に取れていると思いますが,例年に比して早慶の受験者が少ないのです。早慶法学部の志望者が一人もいないというのも珍しいことです。かといって国立合格者が例年よりも多いという保証もありません。もちろん,結果が出てみたら予想外の善戦ということもあり得ますが。合格実績が塾・予備校選びの基準として重要なことは言うまでもありません。私自身,国立の後期まで生徒と共に頑張るつもりです。ただ今年度の合格実績の如何に関わらず,来年度はある程度,方針を変えてみたいと考えています。私もいつまでもこの塾を主宰できるわけではありません。英語のコンテンツもまだまだ不十分であり,手直ししたい箇所もいくらもありますが,容易に手が廻りません。しかし,パソコンで少し丁寧に見てもらえれば,文法解説から正誤問題まで,長文読解から自由英作文まで,まったく一人でこれだけ多様な分野に手を出せる人間はそうそういないことはお分かり頂けるものと思います。おまけに,見るに見かねて小論文の指導にまで手を出してきました。それが特に慶應法学部の合格につながってきた面は少なくないと考えています。さすがに負担が大きいのでもう切り上げるつもりですが,生徒は大手予備校や国語の専門塾で小論文の講座を取ってきた者たちです。私から見るとただの作文に過ぎない答案に合格点を与えている例も少なくありません。事情があってホームページへの掲載は控えてきましたが,生徒にはある種の予想問題として,何年分かの解答例を提示してきました。そもそもまともな小論文も書けない人に多様なテーマの英文読解や自由英作文の教師が勤まるわけがありません。私もこの一,二年あるいはせいぜい三年くらいを,英語塾の講師としての締めくくりにしたいと考えています。もちろん,その時点で阿佐谷英語塾自体が終わるかどうかは別の問題ですが。... 長々と私の独白にお付き合い下さったことを感謝致します。

1. センター試験直前 1.12.2015

センター試験5日前になりました。近々廃止を予定されているとはいえ,受験生にとって大事な試験であることに変わりはありません。昨年度は国語のやや非常識な出題による難化のため,志望校の変更を余儀なくされた人が少なからずいました。今年度はその揺り戻しで易化が予想されていますが,どの程度の易化になるかは蓋を開けて見るまで分かりません。一方,この数年,最大の受験者数を抱える英語は他教科に比して平均点の上下幅が小さく,子細に見れば批判の余地はありますが,盛りだくさんのごった煮的な内容にしては良く出来ていると言えるでしょう。いまさら出題傾向の大幅な変更はないと思いますが,仮に予想外の変更があったとしても,受験生全員にとって予想外であり,一部の人だけが著しく不利益を被るということはないでしょう。
言うまでもなく,配点の高い読解系の問題で大きく失点しないことが高得点を確保する必須の条件です。1問2点の問題に時間を費やして,後半が手薄になるのというのが最悪のパターンです。阿佐谷英語塾にも,昨年度,過去問や模試では読解で失点したことがないのに,本番で3問18点落とした人がいます。ちょっとした読み違いやマーク・ミスが,配点の高い問題では大きな得点差につながります。発音・アクセントと文法・語法・イディオム等で何問も間違えていたのを補強した甲斐あって,2問4点失点で済ませたのに,トータルの得点は逆に大きく下がってしまいました。(ただしこの生徒は,最難関私大に合格したので,終わり良ければ全て良しですが,これから受験する人は置かれた立場が違います。念には念を入れて本番に臨むことが大切です。)本当に英語が得意で満点狙いでいく人以外は,この直前期でも,だめ押しは読解問題を固めることです。試験で時間が余るくらいの人は別として,前半の問題の一部または全部を後回しにするのも一つの手ですが,この程度の作戦はすでに常識として定着していると思います。
意外に短期間に伸びるのは整序作文です。あれで2問以上落とすのはかなりこたえますから,苦手な人は放置しないほうが良いでしょう。かなり前の過去問まで遡れば材料はいくらでもあります。なおリスニングは1問2点とはいえ,合計50点です。できればごく短時間でも毎日耳を馴らし,なおかつセンターの設問形式で得点出来るように,これも過去問中心に練習することを薦めます。あとは他教科とのバランスを考えて,限られた時間をうまく配分をすることです。頑張りすぎて体調を崩さないように気をつけましょう。ページのトップに戻る

[塾長のメッセージ 2013-2014]

14. 冬期の予定と今後の方針 11.26.2014

更新までだいぶ間が開きました。前回,論理的思考とは無縁な安倍政権と書きましたが,予想に違わずというか,衆院解散という予想をも上回る行動に出てきました。安倍氏なりの計算があることはわかりますが,日本はもはや良識や常識の通用する世界ではなくなりました。これがグローバル・スタンダードだと言えばまさにその通りでしょう。このことは項を改めて論じます。
コンテンツの更新が遅れていますが,この間,高三・受験生の授業に集中してきた甲斐があって,11月で二学期13回の授業を終了し,冬期の授業は12月1日から通常の曜日と時間帯で,希望者のセンター対策を含む志望校・学部別の個別対策を行なう予定です。1月,2月もそれを継続していきます。個別の課題作成と(自由)英作文,小論文の添削と,息をつく暇もありませんが,その間に最低限のコンテンツの更新は行なっていくつもりです。
一方,高2のADクラスはすでに項目別の文法事項をすべて終了し,現在は文法・語法・イディオムの総復習をしながら,読解と英作主体の授業への移行を図っています。高二生の場合は,従来通り12月中旬~1月上旬の授業を冬期授業に当てていきます。問題は3学期終了後の春期講習のスケデュールです。例年通り3月中旬から4月の上旬に行なう予定ですが,私が不覚にも脇腹を強打して肋骨を骨折したために,目下,定期健康診断にも行けない状態です。授業に穴を開けることはありませんが,いまは来年度のことを考える余裕がありません。お問い合わせを下さった方々には,いま暫くお待ち下さるようお願い申し上げます。

13. コンテンツの更新&安倍政権の教育政策 10.25.2014

「英語長文問題」の更新が遅れています。高3SAの74題目と75題目(合計 120題)を手がけていました。それぞれ今までとは少し傾向の違う問題を取り上げ,最後は1500語越えの超長文で締めるつもりでした。これは校内生の志望校も考慮したものですが,志望校の変更があったために,予定を変更して,もう少し受験生の多い大学・学部の問題に差し替えることにしました。ただでさえ毎日のテキストと復習テスト作りに追われる身にはきつい仕事ですが,なんとかやり遂げなければなりません。その他のコンテンツの更新にも可能な限り取り組んでいくつもりですが...。
9月さらには10月になっても他塾・予備校に見切りをつけて阿佐谷英語塾に移って来る受験生がいるということは光栄の至りですが,責任の大きさも痛感せざるを得ません。まだ負の遺産を引きずっている中でどこまで結果を出せるかは予断を許しません。時間の余裕がまったくない状態で多くの方に不義理を重ねていますが,順を追って解消していく所存です。
実は本日は,大学の入試の正解公表について強くアピールするつもりでした。これを怠っているのは,まったく大学の都合であり,実体の明らかでない得点調整と相まって,高い受験料を徴収しながら,受験生の努力をないがしろにする,許されざる怠慢として厳しく追及されるべきことです。こうした考えを世論として高め,大学と文化省に猛省を促すことは緊急の課題であると考えてきました。ようやく最近こうした意見がネットにも現れれてきたところです。

ところが,今朝の新聞を見て唖然としました。安倍政権とその取り巻きたちは,かねて主張してきた「人物本位」なる荒唐無稽,実現不可能な大学入試制度を本気で導入するつもりのようです。そうなると英語教育だけの問題ではなくなります。方針を具体化する段階で直ぐに矛盾が吹き出てくることは目に見えていますが,安倍政権という,論理的思考とは無縁な事実上の独裁政権は,補助金を強力な武器にして,強引に突っ走る恐れがあります。
まだ詳細が明らかでない段階では具体的な論点を挙げての批判は控えますが,日本の政治,経済,ついには教育まで破壊することは,日本という国と社会そのものの破壊につながりかねません。この問題は改めて取り上げる予定です。

12. 諸々の思いをとりあえず歌に託して...Lyrics (10.24.2014 更新)

YouTube から MY WAY という曲を借用しました。米国でジャズとスタンダード歌手のトップに君臨していたフランク・シナトラと日本歌謡界の女王・美空ひばりという二人の歌手の歌です。かつてアメリカン・ポップスのスターであったポール・アンカがシナトラのために書いたと言われる歌詞は素晴らしい詞です。リスニングの基礎力(と応用力)を計るには格好の素材かもしれません。シナトラはこの曲を何度歌ったことでしょう。特に英語の歌詞の冒頭の箇所は,私の現在の心境と重なる部分が少なくありません。

[Lyrics] And now the end is near. And so I face the final curtain. My friend, I'll make it clear. I'll state my case, of which I'm certain. I've lived a life that's full, travelled each and every highway. And more, much more than this, I did it my way. Regrets I've had a few. But then again, too few to mention. I did what I had to do. I saw it through without exemption. I planned each chartered course, each careful step along the byway. And more, much more than this, I did it my way. Yes, there were times, I guess you knew, when I bit off much more than I could chew, (*1) but spit it all when there was doubt. I ate it up, then spit it out. (*2) I threw chaw and spat it out all. And I did it my way. I've loved, laughed and cried. I've had my fill, my share of losing. And now, as tears subside, I find it all quite amusing, to think I did all that. And may I say, not in a shy way? No, no, no, no, no, no, no, no, it was my way. For what is a man? What has he got? If not himself, then he has not, to say the things he truly feels, and not the words of one who kneels. The record shows I took the blows, and did it my way ... my way.
(さすがは世界のシナトラです。ところどころ,さりげなく歌詞を変えて歌っているようです。しかし,*2 の部分は作詩者のポール・アンカは元々は "I faced it all and (I) stood tall" と歌っているはずです----作詞者にとっては大切な部分のはずです。私のリスニング能力の不足のせいで,シナトラの歌詞がいまひとつ正確に聞き取れません。また*1 の部分も元の歌詞は,But through it all, when there was doubt, I ate it up and then spit it out. であると思われます。元々歌詞は聞き取りにくいものであるとはいえ,自分の力不足を恥じるほかはありません。ネイティヴ並かそれ以上に歌詞を正確に聞き取れる方がいたら,ご教示頂ければ幸いです。) 

一方,私は美空ひばりがこの曲を歌っているのを知りませんでした。元々それほど好きな歌手ではなかったからかもしれません。男性歌手も顔負けの低音で,ファルセットを多用するのは高音部が弱いためだと思っていました。しかし一度聞いただけで認識を改めました。彼女は文字通り七色の声を使い分けているのです。個人的には三色くらいでも十分だと思いますが,彼女はこの曲を五回歌ったら五回とも違う歌い方をしたかもしれません。圧倒的な歌唱力(音程の確かさ)と表現力(歌心)があるからです。日本語を丁寧にはっきりと発音しますが,ある時期までの歌手はそれが普通であったように思います。歌詞を完全に自分のものにして,母国語で心を表現することが,歌を歌うことだという当然の感覚があったからでしょう。それにしてもこれほどの声量の持ち主だとは思いませんでした。国内外の多くの歌手がカヴァーしているこの曲に関しては,(歌詞は原曲とはかなり異なりますが,)特に後半三分の一,音大の院生のコーラスをバックに朗々と歌い上げる彼女に勝る歌い手はまずいないと思います。この曲の歌い方にも,日本語と英語の違い,日本人と米国人の感性の違いがあるように感じます。
今の日本にとって,中国・韓国との距離の取り方は大変に難しい問題ですが,戦後一貫して,そしてこれからも,米国との関係が最大の問題であることに変わりはないように思います。ページのトップに戻る

11. 二学期の案内とコンテンツの更新等 8.21.2014

予定より半日遅れて塾長のメッセージを更新しました。「二学期の案内」はすでに掲載しておりますが,まず新規入塾生の募集について触れておきます。前回の予想通り,6月から8月にかけて各クラスとも少なからず体験受講の問い合わせと申し込みがありました。メール(と一部電話)のやりとりを経て,先方から辞退されたケースも,こちらからお断りしたケースもあります。今年度は元々クラス数が少ないために(つまり品揃えが少ないために),曜日が合わなければ通塾は不可能ですが,他塾・予備校のスケデュールを調整したり,退塾して阿佐谷英語塾に来た人もいます。一方,曜日の都合でSAαの代替にSAβを希望した人は,テキストと授業の内容が違うためにお断りせざるをえませんでした。また事前に念を押したのですが,やはり体験受講で授業のレベルについてこれなかった人もいます。今年度はクラス数が少ないために,例年にも増してクラス内の志望校が多岐に渡るため,二学期後半からの志望校対策を考慮して,現在各クラスとも定員6名を一名減の5名に絞って募集を停止しています。ただし,志望校が重なっていて学力的に無理がなければ,各クラスとも二学期から1名は入塾可能です。  
「二学期の案内」にも書きましたが,高3Advancedクラスには今年も国立や早慶の志望者がいます。すでに確実に力を着け,現にK塾のセンター模試で180点を確保している生徒やリスニング満点の生徒もいます。その一方,過去の経緯から100点に届かない生徒も在籍しています。他方,高3Super Advancedクラスにも高ニの同日模試から半年で100点以上伸びた生徒もいます。クラス内の学力差はどのクラスにも存在します。SAクラスとADクラスで一部逆転現象も生じています。こうした多様な生徒を抱えながら,着実に一人一人の生徒の力を着けていき,志望校合格を勝ち取るのが容易なことでないことは容易におわかりいただけると思います。最大公約数的な一方通行授業や名前ばかりの個別指導とはわけがちがいます。これからは私の経験が物を言います。個々の生徒の学力や弱点を考えて,毎回テキストに手を加え,作り直し,復習テストの作成に数時間を費やしています。あとは時間と体力の勝負です。
なお,高2Advancedクラスは二学期以降,文法の基礎が出来ている新規の生徒さんを一名受け入れますが,お問い合わせの多い高1Advancedクラスは,申し訳ありませんが二学期からの開講を見合わせます。高二生からの入塾をご検討下さい。

[コンテンツの更新について]-「英語長文問題」はすでに118題に達しました。まだまだ足りない気がしていますが,ひとまず120題で切り上げます。130題や140題では切りが悪いので,次は150題を目標にしたいところですが,これは今の私にはもはや実現不可能な目標です。PDF文書への再変換が可能になったので,誤植の訂正,半角文字・記号の修正,レイアウトの変更等に取り組んでいますが,完了までにはまだまだ時間がかかると思います。一方,2014年度の自由英作文の解答例作成に着手しました。「読解→英作」という英語の勉強の手順自体は正しいのですが,(自由)英作文対策が後手に回って時間切れになることを危惧するからです。久しぶりで正誤問題にも手を着けたいのですが,その余裕があるかどうかです。なお,ある予備校講師の方から,フロッピーやハードディスクの損傷で不明になっている「英語長文問題」の何題かの出題校・年度をメールでお知らせいただきました。ご厚情に深く感謝いたしておりますが,まだ整理がついておりません。改めてお礼のメールを差し上げる所存です。

なお,現政権の下で進められている大学入試制度の変更や英語の早期教育という重要な課題も,まだ明確な方針が打ち出されたわけではありません。人物重視・面接主体の大学入試制度の導入など,数千人-数万人規模の受験生を対象に,公平性確保の点でとうてい実現不可能なことを言い出す頭の程度はほとんど理解しがたいものですが,国情・内情を無視して,米国の大学の猿まねをしているだけでしょう。それよりも当面,入試の正解と,いわゆる得点調整の内実の公表を大学に義務づけるほうが先でしょう。英語の早期教育にしても,小三はおろかすでに小一・小二 を対象に試行されている早期教育の効果の公表をネグレクトする一方,「道徳」の教科化に伴い,小一・小二を対象に「教育勅語」を暗唱させる「愛国心の早期教育」もすでに一部で試行されています。それで「戦後レジームの脱却」のバランス(?) を図っているつもりでしょうが,「構造改革・規制緩和」と称して正規雇用のさらなる削減,残業代ゼロ,外国人労働者(移民労働者)の大量受け入れを押し進めるなど,安倍政権が目指している方向はすでに明らかです。かつて安倍氏自身が自分の「ホーム・グラウンド」と呼んだ(ネトウヨと呼ばれる人たちの主たる棲息地)「ニコニコ動画」のコメントですら「グローバルばか,売国奴」と書き込まれていることが,ある意味,実態を物語っています。こうした問題は日を改めて論じます。現政権に助成金の紐を握られている各大学の日本史や小論文の出題に影響することは避けられないからです。  

10. 一学期テキストの sample 掲載と新規入塾生の募集について 6.5.2014

「一学期の案内」のページにテキストのサンプルを載せていますが,その趣旨について説明しておきます。高三SAαのLesson 6 は「英語長文問題」SA23 に掲載している名古屋大学の問題ですが,本文は前半の読み易さに比して後半はレベルが高く,説明問題は相当な難問です。元の出題にはない下線部和訳も追加していますが,これも完答できる受験生は例外でしょう。復習テストの英作文は,同 SA42 の千葉大学の問題を元にしていますが,このレベルの英作文を扱う塾・予備校はまずないでしょう。受験生には歯が立たない問題を扱うのは教える側の自己満足に過ぎませんが,個人差があるとはいえ,生徒は付いてきています。一方,高三SAβのLesson 7は同 SA61 立命館の長文問題ですが,生徒はほぼ全員が全問正解します。
しかし,一部の生徒を除くと,今年度のSAクラスの生徒が優秀だというわけではありません。生徒がこれを読んだらあまり良い気持ちはしないかもしれませんが,特にβの生徒はレベル的には例年より低いというのが実情です。それでも立命館程度(失礼)の問題なら少々の長文(740語) でも余裕で読みこなす力をすでに身につけています。
こいうことを改めて指摘する理由は,まだ塾・予備校によっては授業が始まったばかりですが,すでに,このシステムでこの先生の授業を一年間受けても英語の力が飛躍的に伸びる気がしないという見切りをつけて,阿佐谷英語塾に問い合わせをしてくる生徒さんがいるからです。
しかし昨年もそうでしたが,現状で,例えば河合塾の偏差値50台という生徒さんをSAに受け入れても,次第に質・量共にレベルアップしていくテキストと授業についてこれる保証はありません。もちろん人によって潜在能力が違いますから,絶対ということはありませんが。一学期の案内の冒頭に「いま通っている塾・予備校の授業内容では物足りない人, あるいは伸び悩んでいる人(高三生・受験生)」と謳っているのが当塾の基本ポリシーのすべてです。
例年,夏,遅い人は二学期になって問い合わせをしてくる人がいますが,はっきり言って時宜を逸しています。大手予備校を目の仇にするわけではありませんが,一クラス150-200 名などという一方通行授業でどれだけの伸び幅があるか,考えてみればわかるはずです。では50-100名なら効果があるのかといえば大同小異でしょう。ただし,どんな塾・予備校に通おうとも,あるいはまったくの自学自習であっても伸びる人は伸びますから,これはあくまでも一般論です。その一方,中学生の時にすでに英検準一はおろか一級を取得している海外帰国生等の入塾問い合わせもありますが,他の生徒さんのレベルからして,クラス授業に参加していただくのは無理があり,また個別指導の余裕がないので残念ながらお断りせざるをえません。

なお高三,高二共にクラスに空きが出ていますが,ひとつは経済的理由を含むご家庭の事情と,もうひとつは元々,部活と両立しない生徒さんや,昨年,明らかに学力不足の生徒さんを一部受け入れた結果です。本来ならば後者の生徒さんは初めから入塾をお断りするべきでした。----なお,前者のケースこそ私が最も危惧することであり,以前から折りに触れて警鐘を鳴らしてきたことです。現在の日本はすでに分裂・崩壊の危機を迎える瀬戸際まで来ていますが,このことは別の機会に論じます。
今年度は本来なら,生徒募集自体する必要がなかったのですが,二月に退職した講師が昨年大量の退塾者を出し,さらに体験受講生の入塾率が極端に低かった(一割強)ために,後者の生徒さんを受け入れたことが今に尾を引いているのです。すでに数年前から資金力のある大手・準大手の塾・予備校の攻勢に晒されて,中小零細の個人塾はどこも苦戦を強いられていますが,お蔭様で阿佐谷英語塾は体験受講の希望者が後を絶たず,特に昨年は二学期の高二生を中心に20名の体験受講者があり,電話の応対に追われました。以来,メールでのお問い合わせをお願いしている次第です。一方,高二の在籍生は学力上位層を中心に丸々一クラス分の七名が退塾しました。これは普通では考えられないことであり,大きな痛手でしたが,高二生が全員退塾したわけではありませんから,講師と生徒の相性というのは本当に不思議なものです。
四年半いた講師がわずか一カ月の予告で辞めてしまったことはいまだに尾を引いています。あらゆる仕事をすべて一人でやらなければならず,私の負担は著しく増大しました。いわば「一人ブラック企業」か「原発作業員」並の過酷労働といったところです。しかし今まで三人の講師と付き合ってきた経緯から,新しい講師の募集には慎重にならざるをえません。退職した講師が残した負の遺産,つまり「聞くと見るでは大違い」ならぬ「(ホームページを) 見ると(授業を) 聞くでは大違い」という逆口コミ跳ね返して,これまで英語のコンテンツと合格実績で築いてきた信頼を取り戻さなければならないからです。「企業は人なり,組織は人なり」とははまさに至言です。ただし,英語の力と人間性を兼ね備えた,ただの英語ばかではない人が来てくださるのは大歓迎です。塾・予備校の講師というのは,そのほとんどが実社会の経験に乏しく,「先生と呼ばれるほどのばかでなし」という言葉とは逆に,学生や院生の頃から先生と呼ばれてきたために,本人にはその自覚がないものの,実務能力や企業センスに欠ける,一般社会では通用しない人間が大半を占めているからです。 ページのトップに戻る

9. 英語長文問題」他の更新について 5.25.2014

当初は100題を上限と考えていた「英語長文問題」も,多様なユーザーの需要に答えるには数が不足していることを私自身が実感したために,現在115題まで増やしてきました。欲を言えばきりがないので,120 題で切り上げます。(これとても実現可能かどうかはわかりませんが,その後は一部の問題を差し替えていくつもりです。)それと並行して,5題毎にまとめてページ番号を振り,必要な問題だけダウンロードやプリントが出来るようにしていきます。なお,これまでかなり太めの書体を用いてきましたが,現在使用しているPDF文書への変換ソフトの性能が高いので,解像度の高いディスプレイで見るとかえって見づらいために,一回り細めの書体に変えていきます。こうした作業が可能になったのは,プリンターを買い換えたとき,一時,印刷プレビューの上限が13ページ程度になってしまった不具合がかなり解消されたからです。その理由はまったくわかりませんから,また元に戻ってしまうおそれもありますが。
なお阿佐谷英語塾は独自の「長文読解力」の養成が最大の特徴であり,「英語長文問題」をコンテンツの柱にしていく方針に変わりはありません。実際にどのくらいのアクセスがあるのか確認するために,昨年9月に該当ページにアクセス・カウンターを付けましたが,すでに60,000件を超えています。このところアクセス数が減少気味のトップページは 180,000件に達するのに8年かかったことを考えると,逆転は時間の問題でしょう。入試が近づくと自由英作文にも相当なアクセスがありますから,これも順次更新していきます。実は,私としては「和文英訳英作文」の上級編に取り組むと同時に,やはり上級レベルの英文和訳演習を増やしたいのが本音です。この両者こそ英語を読み・書く力の本当の証になると考えるからです。しかし現実の大学入試の出題傾向を考えると,やはり需要の多いコンテンツを優先せざるをえません。

(6.3.2014) 現在「英語長文問題」の書体と行間の変更等に取り組んでいますが,授業はもちろん,テキスト作りや雑用の合間に時間を見つけてやっているので,そう簡単にはいきません。それでも半分は片づきました。肝心の新しい問題の掲載のほうはストップしていますが,現在SAの72題目と73題目に手を付けています。これも片手間に出来る仕事ではないので,少し時間がかかると思います。なお,PDF全体の番号自体を整理して振り直したいのですが,これをやると,PDFに直接リンクを貼っている人がデッド・リンクになってしまうので控えざるを得ません。なお,OASYSというワープロソフトを使っているので,PDF文書内から外部に,あるいは外部からPDF文書内にリンクを貼ることはできませんが,新しいPDFライターでは,コピー&ペーストで Word への変換は可能になります。

8. Windows XP サポートの終了,他 4.13.2014

更新までだいぶ間が空きましたが,この間眠っていた訳ではありません。それどころか不眠不休でwindows XP から windows 7 への切り換えに取り組んできました。まず二台目の 7パソコンの選択と購入,ほぼ時を同じくしてスキャナとスキャナ用のOCRソフトの選択と購入を行いました。スキャナのほうは選択の余地がありましたが,OCR用ソフトのほうは,購入を予定していた某社のソフトが先月末日という絶妙のタイミングで発売を中止してしまい,別の社の windows 8 or 8.1用の最新版しか選択の余地がなくなりました。さらに驚いたのは,10年以上かけて 6 から少しずつヴァージョン・アップして使ってきた homepage builder 10 までが,買い換えたパソコンは 7であるにもかかわらず,一気に 8 or 8.1用の最新版 18 しか使えなくなってしまったことです。どうやらマイクロソフトとしては XP から 7 を飛ばして一気に 8 or 8.1への買い換えを狙っていて,周辺のハードやソフトのメーカーはそれに便乗しているようです。

しかし最も困ったのは,XP に対応していたプリンターまでがそのままでは 7 に適合しなくなったことです。やはりメーカーが 8 or 8.1 に対応させたことが原因のようですが,印刷が出来ないということはテキストを作れないということですから,こればかりは待ったなしです。当初はA4版の用紙にしか印刷出来なかったものが,一応B4やB5にも印刷可能にはなりましたが,不具合が完全に解消したわけではありません。新しいパソコンのセットアップとデータの移行を含め,テキスト作りと並行して二日の徹夜は覚悟していましたが,三日以上に及ぶとさすがに疲れが抜けなくなってきました。一年分のエネルギーをすでに数日で浪費(?)した感じです。スタートした新学期用の諸々の業務を一人でこなさなければならない身としては,タイミングが悪すぎました。予告した授業料値上げの件も目下ペンディングの状態です。これについては近日触れる予定ですが,大手予備校の授業料の高さには唖然とします。あれだけの授業料に値するだけの力のある(授業の出来る)講師などはたして何人,いや一人でもいるのでしょうか。大手信仰もほどどにしないとただのばかに過ぎなくなりますよ。もっとも,世の中ばかが多数派を占めているから成り立っているようなものですが。

消費増税にもかからずパソコンの売り上げは前年同期の倍だそうですが,XPからの買い換えという駆け込み需要が一段落したら,スマホの普及もあり,パソコン離れが急速に進む可能性があります。スマホはあくまでも携帯であり,パソコンとは異質な存在です。インターネットと検索の時代は早くも曲がり角を迎えたようです。手軽な道具は手軽な思考を生む,と言ったらスマホの愛好者には怒られるかもしれませんが,阿佐谷英語塾のコンテンツをスマホで読めるどうか考えれば直ぐにわかるでしょう。私自身は最近,息抜きに You Tube の動画で一昔前の歌手の歌を聴いています。洋の東西は問いません。今は昔ですが,かつて歌手を志したこともある私にとっては最高のエンターテイメントです。(検索の精度とは関係なく,)グーグル最高!

7. 2014年一学期の開始 4.5.2014

4月2日に春期講習が終了したばかりですが,4月7日(月曜日)には早くも一学期の授業が始まります。したがって,すでにそのテキスト作りに追われていますが,肝心の新学期のスケデュールは発表したばかりです。今年は一種の非常事態であり,昨年のクラス数を半減させましたが,特に春期と四月の段階では新高一クラスを一つも作らないという,阿佐谷英語塾としても初めての試みとなりました。先のことは追って考えますが,体力と脳力と視力,ついでに聴力の衰えをカバーするだけの「潜在」能力が私にどれだけ残っているかが問われることになります。また何といっても相手は10代の多感な少年・少女ですから,年の差をカバーするだけのキャラクター「個性」も必要でしょう。しかし,よほど体調が悪くない限り,このあたりのことはあまり気にしていません。かつて武道と格闘技で鍛えた気力と精神の若さはまだまだ残っていると思っています。もっともその頃の並外れた体力の思い出が禍になって,いまだに丸々二日徹夜するような無茶を抑えられるかどうかどうかが鍵になりそうです。節制が出来ないのが昔から私の最大の欠点だからです。

しかし人間,何かをやろうとしたら何かを犠牲にするのは止むを得ないことかもしれません。いま現在もXPパソコンのサポートの終了と消費税の増税が重なり,パソコンの買い換えと周辺の機器やソフトの選択と購入に多大な時間と労力を費やしています。もちろん費用もバカになりません。凝り性の私は,選ぶときは数10台の中から選びますから,やはり徹夜仕事になってしまいます。いまからでも中庸の精神を身みにつける努力をするべきかもしれませんが ...。中庸の精神とも無縁ではないのが,ひとつは阿佐谷英語塾の授業料の設定です。金儲けに最大の価値を見い出す生き方は私には絶対に出来ませんが,阿佐谷英語塾存亡の危機でもあり,世間相場からあまりにもかけ離れた授業料システムを少しだけ世間並に近づけることを考えています。近日発表する予定ですが,ご理解のほど切にお願い申し上げる次第です。ページのトップに戻る

3. 合格実績(速報)について 3.5.2013

試験日程の遅い,したがって合格発表も遅い早稲田の3月2日の合格発表で,補欠の人を除いた早慶の合否はすべて判明したことになります。まだ全員の合否の状況を把握したわけではありませんが,例年ならば,この時期には私大の合格速報を掲載しています。今年は国立前期の結果が出てから発表しますが,もっとも,自分でも直ぐに気づいたような完全なマーク・ミスをして志望校の変更を余儀なくされた生徒もいますから,国立の結果もあまり多くを期待出来ません。ごく一般的に言えばそこそこの合格実績ということになるかもしれませんが,過去最多の高3生・受験生の数からすると,自前の合格実績がなく,生徒募集にも苦労した阿佐谷英語塾開設間もない頃と大差のない結果になりそうです。国公立大学よりも,むしろ早慶(上智)の合格者が少な過ぎるのです。

原因は二つあります。今年は高3ADクラスの生徒が高3生・受験生の三分の二以上を占めていました。これは前例のないことです(去年はまだSAクラスの生徒が半数を占めていました)。理由は明らかです。今年の受験生は3年前の新高1生,2年前の新高2生,1年前の新高3生ですから,三年間の積み重ね(?)がここにきて結果に表れたきたわけです。過去にも例が無いわけではありませんが,ADクラスというよりは,正確に言うとADレベルの学力で早慶(上智)に受かるのは容易なことではありません。たとえADクラスに所属していてもSAレベルの力をつければ,東大でも合格可能です。現に浪人して1年間某大手予備校に通って東大に合格した生徒は,高3スタート時の英語が弱過ぎて所属は最後までADクラスでしたが,入学後に情報開示を求めたら,英語の成績は前年の高3受験時のほうが合格者平均よりもかなり良かったそうです。この生徒の場合,現役受験時は,英語と並ぶ苦手科目だった数学が最後まで弱点だったのです。(入試の合否はあくまでも総合点です。この当たり前のことを絶対に忘れてはいけません。)

話を本筋に戻します。前回や少し前の塾長のメッセージに目を通してもらえると分りますが,以前は,高3生の全クラスと高2,高1のSAクラスは私が担当していました。したがって,高1,高2の時にADクラスで他の講師が担当していた生徒も最後はすべて私が担当しました。他に個人指導やAO入試や推薦入試対策も,ご父母の応対も一人でこなしていました。したがって入試の合否は良くも悪くもすべて私のresponsibilityでした。今年(or一年前)初めて高3ADクラスを他の講師に託しました。ただしテキスト・全訳・解説のプリント・復習テスト等は,講師の要望を入れながら私が作りました。彼は以前とは別人のように頑張ってくれました。生徒も最後まで彼についてきてくれました。高1,高2のADクラスについても同じことが言えます。しかし,私が担当クラスを減らすにつれて阿佐谷英語塾の体質が変わってきたことは否定できません。指定校なし・選抜テストなし,「来るものは拒まず,去る者は追わず」というのは私の自信の表れでもありました。よほどの生徒でない限りそれなりの力は付けられるという自負があったからです。しかし,この何年かそれが通塾生の学力低下に繋がっていることは否定できない事実です。前回,「幸い,3年以上かけて育ててきた講師がようやく成長への道を歩んでいてくれることが大きな救いです」と書きましたが,この言葉には私の複雑な気持ちが表れています。昨年から進歩の「兆し」を見せ始めた彼が今年は大きく飛躍してくれることを信じています。

原因は二つあります,と言いながら横道に逸れるのは,小論文の書き方としては落第ですが,二つ目の原因に言及します。前述の状況の結果,高1,高2からの継続性で高3SAクラスに持ち上がる生徒が次第に少なくなり,昨年は一名となり,今年(スタート時は昨年)はついにゼロになりました。高3SAはごく少数の新規入塾生だけになったわけです。ただし,妙なブランド志向なのか高卒生を受け入れない塾と異なり,阿佐谷英語塾は毎年浪人生が高3のクラスに入ってきますから,新規入塾はいっこうに構わないのですが,核になる継続性がいるといないのでは多少の違いがあります。他教科の成績にも常に気を配り,そしてもちろん受験大学・学部の決定に関しては当然,助言をします。それほど問題のない生徒もいますが,ときには生徒の一生を左右することもありえます。他塾・予備校のスタッフが絡んでいる場合は要注意です。大手になるほど信用できないところがほとんどですから。今年はこれが合格実績に大きく影響しました。

元々一校一学部受験の生徒もあり(補足-この生徒の不合格はいまだに納得がいきません。英語は9割近く取れていますから,見方によればアイディアごっこの作文のような小論文が原因でしょう。最近は,小論文には明確な採点基準があると称する小論文専門の塾もあるようですが,いくつか目を通せば,言っていることはだいぶ違うか,言わずもがなのことばかりです,要は大学・学部ごとの出題者の好みを知っているということでしょう--これが大切なことは事実ですが),またお互いに最後まで禁句にしていましたが,完全なスタートの出遅れで浪人覚悟の生徒など,顔触れからしてSAクラスはα,β共に合格実績を挙げにくいクラスでした。しかし英語は確実に伸びました。中には全東大合格者の上位5パーセント以内に入るレベルに達した生徒もいます。正確にクラス分けテストをしたら,スタート時は全員ADクラスだったかもしれません。体調不十分で,かつての「明快かつパワーフル」の面影はわずかな残滓の程度でありながら,それでも生徒の英語の力が伸びるのは何故なのか。自分でもよく分りませんが,多分,私の授業が生徒自身の潜在能力を引き出すからだと思います。条件が不利であったにしても,早慶上智に(重複合格を含めて)あと5名くらいは受かってもおかしくはなかったのに,想定される最悪の結果を下回ってしまいました。何事も結果がすべてですから,敗北は素直に認めます。

こんなことを聞かされると,阿佐谷英語塾に対するイメージが変わってしまうかもしれませんが,私が高3SAクラスを担当できる間は,この塾を続けます。はたしていつまで続けられるでしょう? 実は新高3SAクラスへの入塾希望者の中に,4月からそれ相当の進学校の高校に英語の教師として赴任する方がいました。4年間(あるいはそれ以上)英語を専門に勉強・研究されてきた方と他の生徒では,さすがにスタート時の力が違い過ぎますからお断りしましたが,本来なら当塾の講師を勤めてもらいたいところです。この塾に来てから間もなく4年になる講師は,昨年初めて受験生を担当したことで今年は大きく進歩してくれるはずです。高1生,高2生の評価も前年度までとはまるで違いますから。4年付き合ったこの講師をどこでも通用する一人前の講師にすることも,私のライフ・ワークと言ってよいかもしれません。まだ高3SAクラスを任せるには力不足ですが,一時的な代講が勤まるくらいにはなってくれると思っています。力不足を話術やキャラクターでカバーするテクニックを身に着けて,偽物の人気講師の仲間入りをすることは,先々自滅行為になるだけです。世の中この手の中途半端な芸人や商売人がいかに多いことか...。 

2. 春期講習について 2.17.2013

春期講習の案内を2月14日に掲載しましたが,肝心のスケデュールは昨年度の分を「日程の例」として暫定的に載せたものです。早く確定しなければならず,また4月の新学期の時間割も決めなければなりませんが,受験生が試験の最中であり,阿佐谷英語塾は受験終了まで受講料不要で,正規の授業+補講+課題添削を行なうという常識外れな塾ですから,容易に時間が取れません。メールでのお問い合わせをお願いした効果があったのか,電話の応対に追われる度合いは減りましたが,それでも電話のコールバックとメールの返信に追われています。
以前は,試験当日の早朝に最後の添削をファクスで送ったり,国立後期の受験対策を試験の前日まで行なうくらいは特に珍しいことではありませんでした。新規入塾希望者の面談を高1生,高2生の授業と並行して行ない,春期講習をこなしながら,新学期の準備を進めていたことが今では嘘のようです。私の体力が衰えたことは間違いありません。人間いつまでもスーパーマンでいられる訳はありませんから,むしろ,少し前まで異常に元気だったと言うべきかもしれません。ただ反動が大きすぎて,自分でもまだ十分に自覚できないのが実情かもしれません。往年の二枚目もすでに形無しです。幸い,3年以上かけて育ててきた講師がようやく成長への道を歩んでいてくれることが大きな救いです。

なお,お蔭様で講習,というよりレギュラークラスへの入塾希望者が少なくなく,メールの返信が間に合わない状態です。しかし,順にご返事を差し上げています。講習前に面談を希望される方には,国立の二次が終わるまでお待ち下さるようお願い申し上げます。クラスの増設は不可欠な状況ですが,超少人数制をポリシーとする阿佐谷英語塾としては,生徒全体の数も一定数以下に保ちたいので,春期講習のクラス編成にいっそう苦慮しております。受講をお断りしなければならないケースが出てくるかもしれません。そのときは,なにとぞご容赦下さい。2013年度は諸々の事情が重なって,あまり芳しい合格実績は出せないかもしれませんが,衰えたといえども,生徒の英語力を伸ばす私のセンスと力はまだまだ残っています。不思議に思う方もいるかもしれませんが,「営利主義とは明確に一線を画す」という宣言は私の本音です。ただし,こうした考えを人に押しつけるつもりは毛頭ありません。「市場原理主義」には明確に反対ですが,「市場原理」を抜きにして経済社会が成り立つと考えるほど愚かではありませんから...。英語教育の問題等を論じるのは日を改めます。

1. センター試験終了,受験生諸君はこれからが勝負です 1.20.2013

年中行事と化したセンター試験も大過なく終了し,焦点は私大と国公立の二次に移りました。
英語の試験自体はさしたる変化もなく,むしろマンネリ化したと言えるかもしれません。いずれは出題傾向の変更もありうるでしょうが,今年度は平均点も大きく動くことはなさそうです。しかし少し子細に見ると,奇をてらった問題や難問の類はないものの,全体とすれば基礎レベルというよりは標準レベルであり,総語数の増加も含めて着実にレベルアップしているように思います。私大や一部の国公立大の難化が著しいので目立ちませんが,英語重視,特に問題処理能力重視の傾向が強まっているように思います。しいて言えば,第2問のAで一時に比べて文法問題の比重が増しています。
本当は,英語教育全般の問題から阿佐谷英語塾固有の問題まで,触れたいこと,触れなければならないことはたくさんさあるのですが,また別の機会に譲ります。ページのトップに戻る

[塾長のメッセージ 2011-2012]

11. 二学期高一ADクラスの空きとコンテンツの更新,他 10.8.2012

現在,高一ADクラスに空きが生じています。体験受講ご希望の方はお申込み下さい。出来ればメールでご連絡頂けると助かります。

前回も触れましたが,夏期講習から引き続きテキスト作りに追われています。開設当初はテキスト作りが大仕事になるのは当然ですが,10年も経てば相当なストックが出来,生徒の顔触れによる一部の手直しや差し替えで済むはずですが,この二,三年でほぼ整ったはずのテキストが訳あって手直し程度では済まなくなりました。パソコン本体の不具合,ハードディスクの損傷やフロッピーディスクの劣化以外に,外部からの侵入と思われるファイルの損失等,様々な要因がありますが,最大の要因は人的要素です。つまり教える講師と教わる生徒の両者がうまく噛み合わないと,どんなテキストもただの紙切れになってしまいます。
生徒の力を飛躍的に伸ばせなければ,元々出来る生徒を一定数集めて合格実績を挙げている塾・予備校にはとうてい太刀打ち出来なくなります。阿佐谷英語塾内部の問題ですから,これ以上の言及は控えますが,合格実績が,公開しているコンテンツに対する信頼の裏付けになっている面があることは否定できないでしょう。
ホームページを作成し,コンテンツの公開を始めてから6年以上経ちました。当初は100題を最大目標と考えていた「英語長文問題」もすでに110題を目前にしています。しかし一方では更新が滞っているものもあります。たまたま昨日,コンテンツページやPDF文書に直接アクセスやリンクしている人がどのくらいいるのか途中まで検索して驚きました。私の予想をはるかに越えていました。もはや通塾生だけが阿佐谷英語塾の生徒ではないと言っても過言ではないかもしれません。事実,「英語長文問題」の復習テストを譲ってもらえないかという問い合わせが複数の地方在住の方からありました。先月はテレビ朝日の制作会社から英語関連の番組への出演依頼を受けました。昨年末には読売テレビ系列の番組制作会社から同様の依頼がありました。私財をなげうって始めた吹けば飛ぶような零細個人塾ですが,開設以来の寝食を忘れたストラグルが実を結び,ある程度は社会的に認められる存在になったようです。しかし,この間の無理が祟って体調を崩したのは当然といえば当然かもしれません。
受験生のケアーとテキスト作りとホームページの更新のバランスをどう取っていくかが課題です。ひとつお断りしておかなければいけないことがあります。「英語長文問題」に一部スペルのミスや誤字・脱字等の誤りがあることは分かっているのですが,買い替えたプリンターとワープロソフトの相性が原因なのか,PDF文書への変換が最大13ページ位しか出来ません。作成済みのPDF文書の中には5題で30ページを越えるものもあります。これに訂正を入れると文書を三分割しないとPDFに再変換出来なくなってしまいます。最近,5題単位でなく3-4題単位で掲載しているのは,こうした理由があるからです。

10. 夏期講習について,他 7.30.2012

実は5/30に文字化けでホームページが壊れた後遺症をまだ引きずっています。加えて今年度はテキストの作り直しが緊急の課題となり,コンテンツの更新に時間を取れません。最低限の更新は行なっていきますが,夏期講習後半のテキスト作成が優先します。阿佐谷英語塾の英語夏期講習については夏期講習の案内をご覧下さい。高一,高二のADクラスは現在,定員に達しているため新規の募集は行なっておりません。ご了承下さい。

9. トップ・ページが文字化けし読み取り不能になりました 5.30.2012

たいへん申し訳ありませんが,トップ・ページが文字化けによって完全に読み取り不能になってしまいました。タイトルと「塾長のメッセージ」とコンテンツ・ページのうち「重要英語文法解説」だけは復元したので,そこからアクセスすれば各ページの閲覧は可能ですが,インデクス・ページ(トップページ)が表示されなければ,各ページへのアクセスは著しく不便だと思います。阿佐谷英語塾としてもまたまた大きな痛手を受けてしまいました。トップページを完全に復元できる保証はありませんが,数日かけてなんとか元に近い形に戻したいと考えています。ただ,授業とテキスト作りに追われている身ですから,暫くのご猶予をお願いします。すでに手掛けていたコンテンツの更新も先送りせざるをえません。なにとぞご了承下さい。(補足-その後,ホーム・ページの文字化けは修復しました。ただし書体が変わったかもしれません) ページのトップに戻る

4. 2011年度入試の合格実績について 3.25.2011

東北そして関東の大変な状況下であり,また講習の最中でもあり,合格実績への言及は控えてきましたが,いつまでも避けているわけにもいきません。

超少人数制の阿佐谷英語塾としては過去最多の高3生・受験生13名という体制で入試に臨みました。半数の6名が Advanced Class というのも例年にないことでした。そのADクラスから国公立に三名の合格者を出すことができました。高3の夏まで部活をやりながら早稲田のみ受験という生徒や,あくまでも早慶狙いという生徒もいましたが,無謀な高望みという感じはありませんでした。場合によってはもう一年という覚悟があってのことですから,こちらがストップをかけるようなケースではありません。つまり,総合点で一歩及ばなかったということです。

今年度(昨年度)は Super Advanced Class と Advanced Class の生徒の力に差がなかったのかというと,そうではありません。ADクラスで最も出来る生徒でも太刀打ちできないほど,SAクラスの生徒は確実に力を付けていました。結果として思わぬ苦戦を強いられた生徒もいますが,私立専願βクラスの生徒たちの英語長文を速く正確に読む力は非常に高いレベルに達していました。東大や一橋の過去問の中で骨のある問題を取り上げても見事な正答率でした。なかでも一人の生徒の力は半端なものではありませんでした。出題者自身でなければ,大学の先生であっても多様な問題であれだけの正答率をコンスタントに出すことはまず不可能でしょう。しかしこの生徒は個人的事情を抱えていて,他教科の勉強に当てる時間を確保することができなかったようです。第一志望の慶應法学部に届きませんでした。この生徒の英語の力は本当に惜しまれます。阿佐谷英語塾開設以前を含めて,これだけ読解力のある生徒には出会ったことがありません。

今年はSAクラスから慶應法学部に少なくとも二名の合格者を見込んでいました。少々癖のある出題傾向で,正攻法の読解力だけでは得点しにくい問題ですが,それなりの対策を経て,直前期は作文のレベルを超えた本格的な小論文を書く対策に集中しました。結果は一名合格,一名補欠Aで不合格でした。正規合格との分かれ目は,国語力や社会の下地が出来ている生徒が小論文で抜け出すことが出来たからだと考えています。上記の英語力抜群の生徒はやはり英語一科目では勝てませんでした。SAαに在籍していた慶應文学部第一志望の生徒が,法学部対策はほとんどせずに力試しに受験して補欠のAまでいったのは立派なものです。あと一問,あるいは小論文でもう少し得点していたら合格していたでしょう。合否が分かれたのは悔やまれますが,本人としては納得しているはずです。最近法学部は補欠合格の例がなく,大震災のせいでしょうか,発表が遅れたことと相まって,全国の受験生にとっては辛い一週間だったと思います。

しかし阿佐谷英語塾最大の誤算は,合格間違いなしと考えていた本命中の本命,SAαクラスの東京外語・英語学科志望の生徒の思わぬ不覚でした。この生徒の存在があればこそ,慶應の小論文にも,早稲田文化構想の英語要約にも,ADクラスの生徒の国立二次直前対策にも心置きなく集中することが出来たのです。(以下次回に続く)

[前回の続きー3.28] この生徒も個人的な事情を抱えていて,スタートは出遅れましたが,短期間に(四,五カ月で)高度な読解力を身につけました。記述問題の日本語の表現力に関しては,英語の教師はもちろん国語の教師であっても,この生徒を越えるレベルの人は例外中の例外と言ってよいでしょう。12月からは手薄だったセンター対策に集中した甲斐あって,相当な高得点を確保できました。その分,東京外語・英語学科対策の要である合計 400語の英作文は万全とは言えませんでしたが,センター終了後集中的に対策をし,本人としては,二次試験は手堅く乗り切ることができました。しかし結果は不合格でした。ある経緯を経て一つの疑いが生じてきました。原因は二次試験ではなく,センター試験のマークミスだという可能性です。つまり二次に臨む時点で,貯金ではなく大きな借金を抱えていたということです。外語は東大のような足切りはまずしないので,二次受験の段階ではセンターの得点はあくまでも自己採点になるわけです。万全を期して後期にも出願していました。後期試験のセンターの配点の高さと,個別試験が得意な読解の記述問題ということからすると,仮に前期で失敗したとしても,後期の不合格はまずありえませんでした ...。

大震災の余波を受けて,後期の延期,次いで中止となり,合否の判定がセンターの得点と調査書(等)と決まった時点で,結果は圧倒的な高得点(95%以上)による上位合格か,逆に大幅な得点不足による不合格のいずれかに絞られました。危惧が現実となり,不合格でした。この生徒は現役生ではありません。情報開示を求めれば事実関係は明らかになりますが,時すでに遅しです。マークミス・自己採点ミス自体は自分の責任ですが,本人の強い挫折感と錯綜した複雑な気持ちは痛いほど分かります。もう塾通いの余裕はないかもしれません。自分で自分の道を切り開いていくしかありません。前述のSAβの生徒も含め,非凡な才能を活かし切れなかったことは本当に残念でなりません。厳しい経済状況が少なからぬ受験生にとって重い負担になっていることは否定しようのない事実です。日本経済の復興は可能なのか,いま以上に若者の人生設計を狂わせる事態はなんとしても回避しなければなりません。
なお,私大専願のSAβクラスから東大を受験した生徒もいます。夏からセンター対策を始め,二次対策は私大対策と並行して正味一月足らずでした。結果は不合格でした。元々数学に弱点があり,いくら今の東大がけっしてかつてのような超難関大学ではないといっても,これで受かってしまったら,それなりの努力をしてきた他の受験生に申し訳がありません...。経済格差と学力格差の問題は改めて取り上げます。 

2. センター試験を振り返って 1,23.2011

センター試験から早くも一週間経ちました。大学入試センターの中間集計も最終発表と大きく食い違うことはないでしょう。大手予備校の中には最後まで独自集計にこだわるところもありますが,2011年度の大勢は判明したと言ってよいでしょう。極端な点数の変動は,昨年度の反動で平均点が10数点上昇した数ⅠAだけです。発音アクセント以外は易化がほぼ歴然としている英語も,リスニングの難化の影響で総合の平均点は昨年度とそれほどの差は無いようです。強勢を置かれない母音の発音を問う意図と設問としての適切さには少し疑問を感じますが,とりあえずは,音声重視の傾向に拍車がかかったのだと理解しておきます。

慶応大学が来年度からセンター利用を全面的に中止する方針のようですね。英語に限ってみても今年度のセンター試験の得点が受験生の本格的な英語力の判定に役立たないことは事実でしょう。同じ90パーセント程度の得点者で比較してみても,実際の力には相当な開きがあります。あくまでも基礎力の判定にしか役立たないことは事実です。もちろん基礎が大事なことは否定しませんが,入り口で厳しい日本の大学の現実の在り方からすると,入学時点の学力の判定をセンター試験だけに委ねることは無理があるように思います。元々,国公立大学が二次試験の出願者数を絞り込むための一次試験であったものに,多様な入試制度で少しでも多くの受験者と入学者を確保したい私大が乗ったというのが本当のところでしょう。大学入試の一元的な管理を指向する国(文部官僚)と独自の入試問題の作成が負担になる大学の利害が一致したという面もあるでしょう。ただし,センター試験といえども多教科で相当な高得点を取る受験生が相当に優秀であることもまた事実だと思います。慶応大学は,最難関国立大学出願者の保険として利用されることを拒否したのではないでしょうか。どの大学にもできることではありません。私大の雄としての自信とプライドが読み取れます。受験生間の格差と同様に,大学間の格差もさらに固定してきた現実は否定できないようです。センター試験利用の良し悪しとは別に,私自身は格差の拡大・固定は基本的に好ましいことではない考えていますが,時代の趨勢としてこの傾向に拍車がかかるのは避けられないかもしれません。
今年度の阿佐谷英語塾の生徒のセンター試験の結果は,前回に書いたとおり,一応受けただけでセンター利用を考えていない,つまりまったく対策をしていない生徒や初めから受験しなかった生徒もいるので,あまり正確なデータとは言えませんが,一応全員が受験したADクラスの生徒の英語の得点状況は80%から90%でした。どういうわけか今年は数少なかった最難関国立大志望の生徒には満点も狙える生徒がいましたが,センター前は手薄だった他教科に集中した結果,満点は逃しましたが,目標ラインの95%はクリアし,250点中245点(98%)という立派な成績をあげてくれました。この生徒は国語も190点 の大台に乗りました。こういう生徒の英語力は本物です。本格的な記述問題になったときに差が出ます。
実は本当に触れたかったことが他にもあるのですが,今は時間的余裕がまったくないので,次回に延ばします。 

1. 受験生,待ったなし 1,14.2011

センター試験の前日になりました。今年度の阿佐谷英語塾の受験生はたまたま私大専願または私大第一志望組のほうが数的には多いのですが,国公立第一志望の生徒はもちろん,大半の生徒がセンター試験を受けます。ただし試験慣れするためや安全校をセンター利用で確保することが目的である生徒もいれば,センターはまったく受けない,試験日程の早い私大志望の生徒もいます。
読解系を不得手とする生徒はむしろ例外ですが,第一問や第二問で取り損ねる生徒もいるので,私大対策と並行して,そのための弱点補強を中心に対策をしてきました。それなりの成果はあったと思いますが,以前のように予想問題が面白いように当たるということは,最近はほとんどなくなりました。敵もいろいろと工夫をしている以上,当然といえば当然でしょう。出題傾向の多少の変更や,出題者の意図せざる難易度の変化はどの科目にもありえますから,過去問中心に十分な対策をしてきた人は,時間配分に気をつけること,ケアレス・ミスをしないこと,そして済んだテストの結果を引きずらないことが何よりも大切です。

センター試験に関しては,学力の二極分化に配慮して,5年後には二種類の問題を作成する方向にあるようです。確かに,英語だけを取り上げても,1990年に現行のセンター試験に移行して以来,出題傾向の変更を踏まえてこの数年相当に難化しているにもかかわらず,190点以上得点する人が少なからずいる一方,100点を大きく割り込む人もいます。120点程度という平均点だけでは見えてこない学力格差が存在すること間違いありません。まあ,功の部分といえばリスニングの導入かもしれませんが,コストに対する批判は根強く存在します。センター試験の完全廃止論も含めていろいろな意見がありますが,この時期に論じるのは控えます。しかし継続・拡大を前提にした議論だけが一人歩きするのはおかしな話です。

阿佐谷英語塾としては,センター後は,残された時間を私大対策と国公立の二次対策に全力投球していきます。結果は中々読めませんが,早慶を中心にそれなりの結果は出せるものと考えています。自由英作文と小論文対策が最後の要になるでしょう。入試が終わるまでは生徒と講師は一心同体と言っても過言ではありません。ただし,本人の希望や適性を無視した合格実績優先の進路指導をしないという,当たり前の基本方針を変えることは絶対にありません。

久し振りの更新で少し長くなりますが,いつも Google プレイスでお世話になっているチームの方々,先月せっかく取材のお申し込みを頂きながら,こちらの都合でお断りした元気を伝える情報誌~カンパニータンクの魚本様,何度もプロファイルへの出展のお誘いを頂いた All About の中川様、竹田様,相互リンクのお申し込みを頂きながらこちらの処理が間に合わない関連サイトの方々には,この場を借りてお礼とお詫びを申し上げる次第です。ページのトップに戻る

阿佐谷英語塾 代表 岡野一宇

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