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お知らせ 2016-2021


お知らせ 2021

[2021.7.22] オリンピックと感染症対策・体面授業と映像授業

7月23日に緊急事態宣言下のオリンピック開会式が行われますが,すでに7月21日から一部の競技が行われています。時間切れでやむなく中止というのはよくあることですが,時間切れでやむなく開催というのは普通はないことです。思うことはいくらもありますが,ここまできた以上は,とにかく最悪の事態にならないことを願うばかりです。体面授業か映像授業か,という二者択一を迫られることは何としても避けたいところです。ここは英語専門塾のサイトですから,以下に両論併記で「オリンピック開催の是非」を掲載します。2010年に初めて早稲田の政経で出題されたときの解答例を一部リライトしました。阿佐谷英語塾の今後の具体的な方針については改めてお知らせします。

Some people have argued that we should abolish the Olympic Games. I agree with them. First, though the modern Olympics started as sports festivals for world peace more than a century ago, they have already completed their historical roles. Instead, it is questionable whether they have been events to realize a peaceful world. That is just an illusion. The Olympics' history has demonstrated that they were events for athletes to show off their physical powers or states to enhance their economic, political, or military prestige. Indeed, sport is a simulated war. Second, the cost of hosting the Olympic Games is enormous and imposes a heavy financial burden upon the host country's people. Especially in recent years, the Olympics have provided opportunities to earn a tremendous amount of money for IOC, a private international organization for sports entertainment. Moreover, the construction of the facilities often involves environmental destruction. While pleasure or excitement is temporary, the heavy load remains after the festival. (160 words)

Some people have stated that we should abolish the Olympic Games. I could not entirely agree with the statement. The first and most significant reason is that the Olympic Games, which take place every four years, have provided us with the opportunity to enjoy the best performance of the best athletes coming from all over the world. Though there are other international athletics meets, the Olympics are incomparable sports festivals for both athletes and spectators. Their extraordinary play and performance not only excite and entertain but also inspire and encourage us. That serves sports promotion in general. The second reason is that some developing countries have started notable economic, technological, and even cultural growth by hosting the Olympics. That was true of our 1964 Tokyo Olympic Games to some degree. (130 words)

[2021.4.24] 緊急事態宣言とオンライン授業

昨日,菅総理,次いで小池都知事の記者会見が行われ,緊急事態宣言の概要が明らかになりました。期間は連休をはさむ4月25日~5月11日の17日間です。21日の時点では都知事は4月29日~5月9日の11日間を想定していたので,政府の方針に合わせたようです。興味深いのは,小中高の授業に関する東京と大阪の姿勢の違いです。

この期間,大阪では高校は体面授業で小中校は原則オンライン授業になりますが,東京では高校は全面オンライン授業で小中は体面授業と対応がまったく逆になりました。大阪では,子供が感染しやすい変異ウイルスが,すでに従来型のウイルスに取って代わっているからでしょう。と同時に,オンラインよりも体面授業を重視する萩生田文科相の意向もあるものと思われます。

[2021.3.21]の「お知らせ」に述べたとおり,阿佐谷英語塾としてもビデオやオンライン授業の導入を検討はしているものの,そのスタイルは他の塾・予備校とは著しく異なります。あくまでも双方向の対話型授業のオンライン化であり,小中高大学を通じて誰もが当然と考えているオンライン授業とはまったく異質です。板書した英文にスラッシュや諸々の記号を記入して図解・分析することや,まして日本語の訳文や解説を書き込んでいくことなど一切ありません。

事前に配布したテキストが目の前にあるわけですから,それを改めて板書する必要がないのは当り前のことです。使用する英文が長文化すると,板書するだけで膨大な時間を要します。大教室で巨大な電子ボードやスライドを使うのでなければ,つまり,一方通行の授業でなければ,一度の授業で1,500語超えの超長文を扱うことはまず不可能です。阿佐谷英語塾は,クラスと生徒のレベルによっては,一学期から超長文も扱います。長文読解問題に加えて,必ず英作文や整序英作文や正誤問題も扱います。

国公立大学や早慶等の,挿入語句が複雑に入り組んだ難解な英文を,スラッシュや文法・構文の図解なしに正確に理解できるかと思うかもしれませんが,それが可能なことは阿佐谷英語塾の授業を受けてみればわかります。言うまでもなく英語は日本語と同様に言語であり,言葉は言葉で説明できるのです。コロナ感染症が蔓延する前は,10数語程度の英作文も数名の生徒に口頭で答えさせて,口頭で訂正していました。

稀に板書するのは間違いやすい単語のスペリングくらいでした。ただし発声・発話の量は,特に英語の場合,日本語以上に飛沫の量に反映するので,現在は原則として控えています。もちろん,発声では区別できない others と others' の違い等がありますから,授業の途中や終了時に詳細な解説を付した解答例を配布してきました。これは確認と復習用であり,現在も変わりません。読解問題についても同様です。

ただし読解問題に関しては,英文を原則一人一段落単位で音読してもらうことは現在も省いていません。これは高校や塾・予備校ではまずやっていないので,音声重視のはずが,生徒は総じて単語の発音やアクセントが,一昔の生徒より著しく弱くなっています。大勢の生徒に一斉に音読させるスタイルでは,一人一人の生徒の弱点は把握できず,したがって訂正もできないからです。もちろん,記述・選択を問わず,個々の設問も指名して答えてもらう一方,疑問点があればどんどん質問してもらいます。

要するに,仮に阿佐谷英語塾の授業を動画配信した場合,板書と講師の(顔と)音声から成る通常の動画と異なり,テキストの存在を前提にした,音声に適当な画像を組み合わせただけの動画になります。しかし,これでは双方向授業の実際を反映したもにはなりません。生徒との質疑応答も拾う必要があるからです。ただし,生徒の音読力や,質問の内容やレベルは様々ですから,授業としての完成度が低くなることは避けられません。大手予備校の場合,質疑応答がないので,体面授業もオンライン授業も中味は基本的に変わりませんから,オンラインは文字通り感染症対策になります。

現在も地方在住の人を中心に,オンライン授業や動画配信のお問い合わせを頂いていますが,阿佐谷英語塾が,(おそらく唯一無二と言っても過言ではない)超少人数の双方向・体面授業にこだわる理由をご理解ください。ところが一つ困ったことがあります。昨年と同様,今回も「小規模学習塾」等は休業要請の対象にはならないようですが,都知事が20時以降,街灯以外の消灯を要請していることです。23区内であっても,街灯が少ない所では,月明かりがないと,夜陰に乗じて押し込み強盗や辻斬りが横行した江戸時代の闇夜のようになりかねません。

阿佐谷英語塾は昨年の10月以降,多くの方から体験受講や入塾のお問い合わせを頂きながら,ご返事を保留してきましたが,ようやく今週に入って一部のクラスで一学期の授業をスタートしました。個々の生徒さんの通塾経路や通塾時間も考慮しての判断です。高二生の体験授業はまだこれからです。連休返上で遅れを取り戻すつもりですが,駅やバス停から自宅まで徒歩の距離がある人の場合,闇夜の不安は拭えません。医療従事者を始め,連休中も休めない人,20時を過ぎないと仕事で家に帰れない人も大勢いるはずです。こうした人の安全安心をどう確保するのでしょうか。しかも困ったことに,緊急事態宣言は延長がつきものです。

なおスタートの出遅れについてですが,阿佐谷英語塾の教材と授業は,1週間や2週間の遅れなど簡単に穴埋めできる中味の濃いものです。現在,高三高卒のクラスで使っているテキストは昨年や一昨年と同じ物ではありません。仮に同じ英語長文を使っても,生徒の現在の学力と志望校を考慮して,原文を adapt したり設問を変更したりすると同時に,解答解説や全訳にも手を加えています。さらに英作文や整序英作文等にも手を加え,読解問題との組み合わせにも細心の注意はを払っています。これほどテキスト作成に時間と労力を費やす塾・予備校は他にはないとあえて断言します。ただし私の負担が大きいのは事実です。

[2021.4.1] 感染対策と体験受講の遅れについて 更新

先月21日に首都圏一都三県の緊急事態宣言は解除されてから10日経ちました。4月1日の都のPCR検査陽性者数は宣言解除後最多の 475人と発表されました。大阪の616人という数に隠れて報道も控えめでしたが,このまま推移するとゴールデンウイーク明けに再び急増する恐れがあります。打つ手がないまま続けるわけにもいかないので解除したものの,代替案の蔓延防止等重点措置という似たような方策で感染拡大が抑止できると考えている人はほとんどいないようです。

体験受講のお申し込みには順次ご返事を差し上げていますが,一人一人がそれぞれ個別の事情をかかえているので,対応には相当な時間を要しています。大手予備校に一年,二年通ったけれども英語が伸びなかったという人が少なからずいますが,単に阿佐谷英語塾への入塾を勧めれば済むことではありません。受験生,特に科目数の多い国立志望の高卒生の場合には,他教科の勉強をどうするかという問題があるからです。したがって体験受講の申し込みが進路相談,そしてこのコロナ禍では時に人生相談になることもあります。一人の人と数回メールのやり取りをすることも少なくありません。結果的に入塾を見合わせた人も何人かいます。

上記の理由によりお問い合わせのご返事が遅れていますことをご容赦ください。受験生へのご返事が済み次第,高二生の方に連絡を差し上げます。なかには名前だけで,住所も高校名も志望校も何年生なのかも書かれていない人がいますが,体験受講のテキストは高三・高卒生だけでも4通り用意しますから,ある程度の情報は提供してください。なお一学期のスタートが少し遅れますが,その分ゴールデンウイーク中の休講を減らして授業時間を確保していきます。

次の動画は,コロナ感染症をただの風邪だと甘く見ている人に,軽症でもこのくらいの症状が出ることを知ってもらためのほんの一例です。少し長いですが,社会的立場のある人が名前と顔を出して証言しているところに意味があります。実は自宅療養(自宅隔離)の場合はもっと深刻です。宿泊療養体験談-テレビ東京報道局記者

[2021.3.21] 感染対策と体験受講の遅れについて

3月21日で一都三県の緊急事態宣言が解除され,飲食店の営業時間が一時間延長されました。それに伴い,夜間の外出自粛も8時から9時に緩和されることになります。宣言の効果が薄れてきたので,経済を廻すために一旦解除して様子を見るというところでしょうか。どうやらオリンピックの開催が至上命題のようです。頼みの綱はワクチンですが,そもそもワクチンの効果はどのくらい持続するのか,変異するウイルスに既存のワクチンは効果があるのかどうか,専門家(と称する人々)の間でも意見が分かれています。

これまでの経緯を語れる人はいても,今後の推移を責任をもって予測できる人は一人もいません。神のみぞ知ると言っても過言ではないでしょう。最悪の事態も予想されますが,しかし悲観論だけでは物事は解決できないのもまた事実です。相手がウイルスという目に見えない敵であっても立ち向かっていかなければなりません。

現在,高齢者施設や病院内,飲食店内,職場内感染の合計にほぼ匹敵するのが家庭内感染だとされています。つまり家庭内が最大の感染源になっているのです。しかしその感染経路の追跡は行われていません。これが何を意味するかです。

感染者数の下げ止まりと家庭内感染の拡大もあり,体験受講の日程のご連絡が遅れておりますことをお詫び申し上げます。4月に入ってからも体験受講を行っていきます。なお,阿佐谷英語塾は設立以来,超少人数の対話型授業をポリシーとしていますが,状況の推移を見て今後,ビデオ授業の導入も検討していきます。

[2021.3.11] 感染症対策と授業の再開について

3月5日,首都圏一都三県の緊急事態宣言が3月21日まで2週間延長されることが決まりました。病床逼迫の恐れと感染者数の下げ止まりを主な理由として挙げていますが,2週間ではたしてどれだけの対策が打てるのか。春の行楽シーズンを迎えて,2週間後に解除できる保証もありません。有効な治療薬が存在しないため,唯一頼みのワクチンはようやく医療従事者への接種が始まったものの,高齢者や基礎疾患がある人の場合,むしろ副反応(副作用)のリスクを指摘する人もいます。3月10日,東京都のPCR検査陽性者は3月1日以降最多の 340人,そして本日3月11日は335人と発表されました。

3月10日,政府の対策分科会の尾見会長は,衆院の厚労委員会で緊急事態宣言の再々延長の可能性に言及しましたが,これは始めから分かっていたことです。首都圏には隠れた感染源や見えないクラスターが存在すると指摘して,検査の拡充を求めましたが,今さらの感があります。現在最も危惧されるのは,感染力が強い変異ウイルスの存在です。海外からの流入だけでなく,すでに日本国内で変異株が発生していると言う専門家もいます。

前回,三月の春期講習から授業の再開を予定していると記しましたが,「諸々の状況を考慮して春期講習を中止し,四月の新学期からスタートすることとします」。昨年の秋以降,12月,1月,2月,そして3月に入ってからも多くの方から体験受講と入塾のお問い合わせを頂いています。たいへん光栄であると同時に責任も重大です。しかし昨年の経緯を考えると慎重にならざるを得ず,誠に失礼ながらご返事を保留してきましたが,今後,順次体験受講を実施していきます。ただし日程の調整には少し時間を要すると思われます。

若年層は新型コロナに感染しても無症状かごく軽症で済むことは,すでに昨年の早い時期から分かっていました。事実これまで国内で20歳未満の死亡者はゼロです。したがって驚くほど無関心・無防備な高校生もいます。実際には,公表されないだけで首都圏の小中高でも小規模クラスターが発生しています。これは家庭内感染の原因になります。いっぽう,完全無症状の場合にはあるはずもない後遺症を過度に恐れる生徒もいます。こうした著しい違いは本人というよりもご家庭の判断の違いだと思われますが,詳しい事情は後日に譲ります。

[2021.2.12]感染症対策 更新

当然のことながら,2月7日までの緊急事態宣言は3月7日まで延長されました。しかし現在その早期解除が検討されています。2月7日から2月11日にかけて,PCR検査の陽性者数が5日連続して500人を下まわったからです。8日の月曜日には300人を下回りました。しかしこうした数字だけを見て軽々に判断することは多大なリスクを伴います。そもそも飲食店の営業時間短縮だけでこれほどの効果が現れるものなのか。国や都はクラスターの特定や,濃厚接触者の感染経路の調査を抑制していると報じられています。要するに,検査対象を絞れば感染者も絞られてくるわけです。いっぽう3月に対策の手を緩めれば4月,5月に第四波が発生すると警鐘を鳴らす専門家もいます。

阿佐谷英語塾は年が明けてからも体験受講や入塾のお問い合わせを頂いていますが,上記の事情により明確なご返事を差し上げることができません。悪しからずご了承ください。とりあえず 2月いっぱいは休講措置を継続します。いくら塾内の感染防止対策を徹底しても,通塾前後の感染経路不明の市中感染や,それに伴う家庭内感染は防ぎようがないからです。なお現在は,三月の春期講習からの授業再開を予定しています。詳細は追ってお知らせします。

[2021.1.9] 感染症対策に伴う 体験受講と通塾の中止について

11月,12月以来の PCR検査陽性者の急増を受けて,1月8日に再度緊急事態宣言が発出されました。昨年との大きな違いは学校に対する休校要請がなされていないことです。この時期に高校・大学が休校になれば,入試が実施できなくなり,その影響は計り知れないからです。この一年あるいは二年,受験に向けて頑張ってきた人にとっては朗報と言えるでしょう。しかしこの先どう推移するかは予断を許しません。

阿佐谷英語塾としても,コロナ感染症の動向には細心の注意を払ってきました。この間,10月,11月,さらには12月になってからも高二生,高三生,高卒生に加えて,現高一生の方からも体験受講や入塾のお問い合わせがあり,その対応に苦慮してきました。自称・他称専門家と言われる人たちが様々な予測をしていましたが,私自身は秋冬,特に年明けに感染が急増することは避けられないと考えていたからです。残念ながら,予測が現実となってしまいました。すでに,在籍生には1月8日から始まる三学期の通塾授業の中止を連絡済みですが,受験生には英作文を中心とする添削指導を行なっていきます。今後の方針等については追ってお知らせします。

お知らせ 2020

[2020.7.6] 2020年入試の結果

2月27日 に突然,休校要請が発出され当時はむしろ楽観的であったにもかかわらず,次第に新型コロナウイルスに少なからず心と体の在り方を左右されるようになったため,三ヶ月遅れで2020年の入試を振り返ります。阿佐谷英語塾のように母集団が小さいと,合格実績は集まった生徒の顔ぶれという偶然的な要素に大きく左右されるため,コンスタントに結果を出すのは容易なことではありません。とはいえ二学期の後半になると,おおよそ個々の生徒の合否の予測がつくものです。実は2020年の入試も二学期後半の時点では,2019年並みあるいはそれ以上の合格実績を見込んでいました。しかし予測は大きく外れました。人間の心理と行動の大半は理性とは異なる要素に支配されていることを今更のように思い知らされました。

4月のスタート時は受験生6名がADクラスの生徒であり,早慶を目指すSAβクラスに該当する生徒はいませんでした。これ自体かつてなかったことです。しかし国公立志向を反映して,SAαクラスにはかなりのレベルの生徒が集まりました。国立医学部志望の生徒に加えて,一橋の社会学部に合格した生徒の他にも一橋の法学部志望の生徒がいました。東大理系志望の生徒と横国経済学部志望の生徒もいました。東大志望の生徒は,入塾時の自己評価は数理が得意科目で英語が苦手科目でしたが,二学期になるとこれが逆転し,伸び悩んでいる数学に時間を割くために休塾を経て退塾しました。似た例は過去に何度かあり,予測の範囲内でした。阿佐谷英語塾の実力の証明であると同時に,英語専門塾の限界でもあります。予測が大きく外れたのは次の二人です。

・一人は国立医学部志望の一浪の生徒です。他塾に通っていた一年目は私大専願でしたが,国立医学部を目指して阿佐谷英語塾に入塾しました。2017年と2019年の入試で東大理三のハードルの高さ(理一と理二はA判定でも理三はC判定止まり)を痛感しましたが,この生徒は理三を目指していたわけではありません。しかし元々英語は得意科目でした。読解問題の記述解答力の進歩は著しく,加えて英文のテーマに関わらず,早慶の難問の正答率も9割を割ることはありませんでした。総合的な英語の読解力でこの生徒に匹敵する受験生は,理三合格者も含めて探すのに苦労するでしょう。読解力に比べると英作文は少し不安定でしたが,これはどの受験生にも言えることであり,受験する大学が確定した段階で集中的に対策をするつもりでした。

しかし理数国社を含む模試の判定は安定せず,二学期後半になっても受験する大学を特定できませんでした。一方,二浪を回避するために多くの私大医学部に出願を予定していました。本人にとってはむしろ当然のことですが,これが大きな誤算でした。私大医学部は一月中に試験が始まるところも少なくありません。しかも一次に合格すれば二次の面接が入ってくるので,一校に二日取られることになります。センター試験終了後に自己採点を経て出願する大学を確定し,その対策の時間を確保することは日程的に不可能でした。対応に苦慮しましたが,12月上旬に私大専願への方向転換を提案しました。ご家庭と相談した上で本人も納得しました。

私大医学部も難化が著しいことに変わりはありませんが,模試ではA判定の大学もありました。一年目に受験した私大医学部の情報開示によると,一校を除いて英語は合格ラインをクリアしていました。二年目は理数も相当に伸びていたので,三校は合格可能と判断しました。少なくとも国社の負担から解放されて,一ヶ月早く私大対策に特化できるのはかなりの違いです。英語に限っては,出願すれば慶應医学部も射程距離内でした。しかしその後,連絡がありませんでした。望ましい結果が得られなかったのでしょう。人間の潜在的な能力と,その能力を顕在化させる能力,実際に発揮する能力の仕組みには,様々な要因が作用しているようです。とはいえ,初めから私大専願でいくべきであったというのは,あくまでも結果論です。

・もう一人は,一橋法学部志望の高三生です。かつてないアクシデントだったので,状況を理解するのに時間がかかりました。人が何をするにしろ,最後に物を言うのは本人の性格です。したがって,受験指導においても生徒一人一人の性格を把握することはたいへん重要です。人間の持つ多様な側面をすべて把握することは元より不可能ですが,受験に直接関わる範囲に限っていえば,ある程度は可能です。この生徒の場合,性格から来る勉強方法の問題点を抱えたまま,入試を迎えてしまったのです。受験生としては幼い,負けず嫌いで頑固な猪突猛進型の性格は,うまく誘導すれば受験にはむしろプラスに働くこともあります。ただし,猪突猛進は視野の狭さと表裏一体です。

極端な苦手科目はなかったので,一橋法学部が高望みということはありませんでした。選択式の問題であれば相当な得点力があり,記述式であっても,K塾の全統模試レベルであれば,英国共にも偏差値は合格ラインをクリアーしていました。ただし一橋の二次試験を考えると,日本語の記述能力に不安がありました。本人もそれを自覚していて,第二志望として早稲田法学部のセンター利用を考えていました。ハードルはむしろこちらのほうが高いはずですが,英語で稼げれば,92パーセントは不可能な数字ではありません。これまで5名の生徒がセンター試験で 245点(98パーセント)以上得点しています。しかし国語で確実に高得点を取るのは容易ではなく,可能性は五分五分でした。

一回の授業をセンター英語対策に当てましたが,それ以上は不要と判断し,他教科の対策に当てるため,センター試験前の授業はテスト休みとしました。ところがセンター試験終了後の授業を無断欠席しました。それまでなかったことです。12月までは頻繁にメールを送ってきていたのに,何度連絡しても返事がありません。事故か急病ではないかと思い,お母様宛にメールを送りました。頂戴した返信の内容は直ぐには信じられませんでした。センター試験の直前になって試験を受けないと言い出したのです。センター試験を受けなければ,一橋大学受験もセンター利用もすべてが終わってしまいます。ご両親も驚いて強く説得しましたが,本人は受けたくないの一点張りでした。お母様が試験会場まで無理やり引っ張っていって,どうにか受験させました。

その後も何度か本人にメールを送りましたが返事はいっさいなく,ご両親にもきちんと説明をしないので詳しいことは分かりません。したがって以下は推測になりますが,おそらく当たっていると思います。入試の過去問に対する取り組み方は,人によってかなり異なります。原則,入試と同じ制限時間で解いて「答え合わせ」をするのは誰でも同じですが,選択形式であっても,それで終りという人はまずいないでしょう。間違えた設問や,合っていても迷った設問を中心に,解説に目を通すのが普通です。しかし,その作業に当てる時間には相当な個人差があります。試験時間が90分の場合,同じ90分を当てる人もいます。30分以内で済ませて直ぐに別の年度の問題に取り組む人もいます。解説が詳しいと 120分以上掛ける人もいます。問題の難易度や正答率が異なれば,どのやり方が正しいとは一概に言えません。

この生徒は猪突猛進型で集中力があるので,二番目のタイプに近くなります。ただし正答率が低かった場合,このやり方で得点力が増すことはまずありません。むしろやればやるほど,点数が下がって悪循環に陥いる恐れがあります。実際にどの科目でこのループにはまって自信を失くしたのか分かりませんが,おそらく国語だと思います。あるいは他の科目にも連鎖反応を生じたのかも知れません。予想外に点数が低かった場合,いったん過去問を解くことを止めるか,あるいは少なくとも別の科目にシフトして気分転換を図れば良かったのですが,集中力が裏目に出て悪循環に陥ってしまったのでしょう。仮に早稲田法学部には届かなくても,他大学のセンター利用は余裕でクリアーするだけの得点力があり,しかも本命はセンターの比率はそれほど高くない一橋大学です。本当はパニックになる必要は少しもなかったのです。

嫌々受けたセンター試験で高得点を取れるはずはありませんが,それでも足切りに合わないくらいの点数は取れたようです。しかし本人にとっては,2020年の入試はセンター試験で終わってしまいました。一般入試では,慶應大学の一学部と中央大学の法学部に出願していました。気持ちを切り換えて受験すれば,おそらく合格していたでしょう。しかし,受かっても行く気がない大学を受けてもしょうがないと言い張って,ご両親の説得は頑として受け入れませんでした。一橋の二次に出願するのを拒否したのは,不合格という現実を直視したくなかったからでしょう。

これでは精神年齢はせいぜい高校受験レベルであり,そもそも国立大学を受験する資格はない,と思う人がいるかもしれません。しかし,センター試験をそれなりの得点で乗り切れば,一橋大学に合格する可能性は十分ありました。記述主体の国立大学の二次は合格ラインがあまり高くないので,取れる科目,取れる問題で確実に得点していけば,合格ラインを超えるのはそれほど難しいことではありません。日本語の表現力に少々難があり,母国語の能力があまり高くなかったのは事実ですが,英語に関しては,構文主体の下線部和訳問題と比較的平易な説明問題で得点し,自由英作文の減点を最小限に止めれば,60~70パーセントの得点は十分可能でした。センター試験終了後,対策に当てる時間が40日近くあったのです。英語以上に二次の国語に不安を抱いていたので,その対策も考えていました。

ところがセンター直前の一,二週間の間に歯車が狂って,元に戻ることが出来ませんでした。わずかな切っ掛けで始まったことが結果を 180度変えてしまうことを思い知らされました。この生徒の場合はあまりにも極端でしたが,これは誰にでも起こり得ることです。そして現在,誰もがコロナ禍という共通の災難に見舞われています。今後の推移がどうなるかは誰にも分かりません。世界の不条理に目が眩む思いですが,それでも一人一人の人間は一人一人の人生を歩んでいかなければなりません。

[2020.6.2] コロナ感染症対策と授業の再開について

5月25日の政府の緊急事態宣言解除を受けて,東京都は5月26日に,ステップ one として学校に対する休校要請を緩和(解除)しました。ステップ two に位置づけられている学習塾の休業緩和までは少し時間がかかると思っていましたが,6月1日付けで解除されることになりました。26日以降,陽性者(感染判明者)数が増加して,29日には22人となり,その後は30日14人,31日5人,6月1日13人と推移しています。いつ第二派,第三派が生じるか不安はぬぐえませんが,ウイルスとの共存を余儀なくされている現在,絶対安全を求めることは必ずしも賢明ではないかもしれません。阿佐谷英語塾はさらに人数を絞って,十分な対策を講じつつ,超少人数・双方向の体面授業を6月5日から再開します。短期間に確実に力を付けたい入塾ご希望の方は,メールにてお問い合わせ下さい。

[2020.5.7] コロナ感染症対策について 更新

予想されたことですが,緊急事態宣言は解除されず,5月31まで延長されました。さらに長引く可能性さえあります。このまま終息に向かってくれれば良いのですが,中途半端な対策は良い結果につながらないでしょう。私自身ずいぶん慎重になりました。過敏になった言えるかもしれません。しかし休講という措置を取ったことは正しかったと思っています。難しいのは出口戦略です。コロナ感染症に関しては,政府の頼りなさも含めて,誰もが運が悪かったとしか言いようがありません。受験ということに限って言えば,来春の受験生は本当に巡り合わせが悪かったと思います。
9月新学期説も浮上していますが,悪くすると,秋冬にまた休校ということになりかねません。多くの大学・高校・塾・予備校が自宅でのオンライン・ビデオ授業やテレビ授業で急場をしのいでいますが,人と人が直接触れ合うことが学校や教育の本来の姿であり,次善の策であることは言うまでもありません。連休明けから授業を再開できれば,影響は比較的軽微で済んだのですが,まだ双方向の体面授業を再開する状況ではありません。したがって,緊急事態宣言や休校要請が解除されるまでは休講措置を継続することとします。

[2020.4.15] 新型コロナ感染症対策について 更新

昨日4月10日の,都知事の記者会見により,ようやく学習塾の休業要請について具体的な内容が明らかになりました。床面積 100平方メートル以下の小規模学習塾に関しては,適切な感染症対策を行なうことを条件に営業継続を認めるということでした。とりあえず,阿佐谷英語塾は授業の継続が可能になりました。四月からすでに机や椅子の配置を変更し,生徒同士と講師と生徒間の十分な空きを確保し,マスク着用と教室の消毒対策を実施していますので,弊塾に関しては特に改めて対策を講じる必要はありません。
しかし,問題はかなり遠方から電車で通塾する人の安全を確保することです。また人対人だけでなく,様々な物との無意識の接触は容易に避けることができません。 前回も触れた通り,双方向の体面授業は一方通行のビデオ授業で代替できるものではありませんが,現在,感染者数も死亡者の数も急速に拡大しています。こうした状況をふまえて,当面5月6日までの休校を検討・実施することとしました。ただし,メールによるお問い合わせ等は受け付けています。(この項補足)

[2020.4.3] 新型コロナ感染症対策について

感染を防止するためには,①換気の悪い密閉空間,②多数が集まる密集場所,③間近で会話や発声をする密接場面の三つを避けることが必要だと言われています。 阿佐谷英語塾は定員最大6名の超少人数制ですが,コロナ肺炎が一応の収束を見るまでは,さらに人数を絞って一クラス4名以内で四月から授業を行なっていきます。 上記の①と②にはまったく該当しませんが,あくまでも双方向の体面授業をポリシーとするために,オンラインのビデオ授業は行ないません。 なお現在,通塾が困難な人には,郵送による添削等の方法を考えます。ただし万が一,感染爆発が起こって諸外国並の都市封鎖のような状況が生じた場合には, 別途,対策を講じる必要があることは言うまでもありません。謎の多い未知のウイルスですが,一日も早く治療薬が開発されることを切に願っています。

お知らせ 2019

[2019.4.15] 2019年入試の結果-確定

2019年は受験生8名で入試に臨みました。センター試験の得点は,196点+リスニング48点が一名,179点+40点が二名,169点+40点が一名,他の生徒は 150点に届きませんでした。一名を除くと,リスニングを含めて全体に予想を下まわりました。センター試験はあくまでもセンター試験ですが,コンスタントに90パーセントを超える生徒はそれ相当の力があると言えるでしょう。実は今年もまた昨年に続き,生徒一名が家庭の事情により,中途休塾を経て二学期終了後,センター直前になって通塾不可能になりました。この生徒は私大専願ですが,一回目のセンター模試ですでに 180点を取り,最も英語の得点力がありました。センターも早慶も無事に受験しているのではないかと思いますが,以来連絡が取れないため「結果不明」とせざるを得ません。

2019年入試の大きな成果は,久しぶりの早慶文系複数学部合格に加えて,国立医学部志願者が千葉大学に合格したことです。四月の入塾時は東京医科歯科大か東大理三志望で,苦手科目は英語と物理でした。途中から総合大学である東大理三への思いが強くなり,模試の判定では理一,理二はA判定まで行きましたが,理三はC判定止まりでした。他大学・他学部であればC判定の出願もあり得ると思いますが,理三のハードルの高さは2017年の入試でも思い知らされていました。阿佐谷英語塾はアドバイスはしても,あくまでも本人の意志を尊重します。しかしセンターで予想得点を下回った時点で,理三のリスクがさらに大きくなり,本人も医科歯科か千葉への変更を考えるようになりました。この両者は英語の出題傾向がまったく違いますが,東大英語から医科歯科大英語へのシフトを短期間になし遂げるのはきわめて難しいため,本人の適性を考えて千葉大への出願を強く勧めました。いずれにしても合否は英語の出来にかかっていることがわかっていましたから,文字通り背水の陣でした。やはり傾向を踏まえた徹底対策に勝るものはないと言えるでしょう。なおこの生徒は,併願した順天堂大学医学部にも合格しています。

たいへんに残念だったのは,試験終了後に合格を確信していた一橋大学社会学部志望の生徒が予想外の不合格となったことです。四月入塾時は得意科目が世界史で,苦手科目が英語でした。第二回の全統記述模試で一橋の二学部と京都大学経済学部で圧倒的なA判定を出すなど,全教科とも着実に力を着けていました。情報開示を求めても,科目別の得点がわからないと本当の敗因はわかりませんが,もし仮に英語に理由を求めるとすれば,2016年よりも明らかに難化した,画像を基にした自由英作文が原因かもしれません。もちろん直前まで何通りかのパターンの対策をしましたが,本人が得意とする手紙や記事を書くタイプではなく,苦手とする画像に基づく自由英作文が出題されたのは運が悪かったと言えるかもしれません。しかし,英語に対する苦手意識は克服できたものの,揺るぎない得点源にするレベルまで英語の力,特に英語を書く力を着けられなかったことは大きな反省材料です。

一方,昨年はMARCHの難化が話題になりましたが,今年はいわば玉突き現象で,私大の難化が中堅私大に波及しました。また2018年の阿佐谷英語塾の生徒はSAクラスとADクラスに前年にも増して学力差があり,ADクラスの生徒は安全を期して多くの中堅私大を受験しました。その結果,正規合格に加えて 3月20日を過ぎても補欠からの繰り上げ合格があり,最終的にどの大学のどの学部に進むべきか直前まで判断に迷う生徒もいました。三年くらい前なら MARCHに合格していたと思われる生徒でも,明治に届きませんでした。定員厳守自体は否定されるべきものではありませんが,若者にとって大学受験は人生の大きな節目の一つです。政治家や役人が確たる見通しもないまま教育行政を左右すると,次代をになう若者たちが被害者・犠牲者になります。お題目の「思考力・判断力・理解力」が欠けているのは誰のほうでしょうか。

お知らせ 2018

[2018.5.23] 2018年入試の結果-確定

受験生9名中7名が受験したセンター試験の成績は,昨年(受験者8名全員が筆記180点~200点+7名がリスニング40点~50点)と比較するとかなり下がりました。これはスタート時の生徒の力の差をほぼ反映したものでした。今年は最高が東工大志望の生徒の186点 +リスニング44点,二番目は私大文系志望の生徒の 182点(リスニング不明),三番目は東工大志望の生徒の 172点+リスニング38点でした。他4名は 170点に届きませんでした。

国立医学部志望の生徒は,4月の時点では国語が得意科目で,英語と物理が苦手科目でした。英語は高二のセンター同日模試の136点 から着実に力を着けて,二学期以降は得意科目になり,特に読解力は相当なレベル(偏差値70以上)に達していました。しかしセンター試験の初日に強い精神的なプレシャーがかかり,得意科目の国語が取れず,その重圧から英語も翌日の数理も大きく崩れて,国立医学部受験の機会を失いました。このことは,入試におけるメンタルの重要性と同時に,国語という不安定科目の怖さを物語っています。

東工大志望の二名は,センター186点 の生徒が数理に特に弱点科目はなく,英語も着実に伸びて十分合格ラインに達する力を着けていました。とはいえ東工大の合否は数学の出来(問題との相性)によって決まると言ってよく,勝敗は時の運でした。残念ながら結果は不合格でしたが,併願した早慶理工に届きました。しかし試験終了後に合格を確信していた早稲田理工は,正規合格者が昨年の半数以下に激減したため,予想外の補欠からの合格になりました。補助金カットという劇薬の副作用にほかなりません。もう一名の東工大受験生は,数学と物理が最後まで苦手科目であり,不合格はむしろ予測されたことでしたが,上智,理科大,そして試験の前日まで対策を続けた後期農工大に合格しました。英語で理数の穴埋めして合格を勝ち取れたのは,志望校別の綿密な傾向と対策が功を奏した希に見る成功例だったかもしれません。どの教科も本人の適性がありますから,数理が伸びなかったことで通っていた某有名大手塾を責めるつもりはありませんが,教えている生徒の学力をまったく把握できていないデタラメな進路指導には,呆れる他はありません。

私大専願の生徒の結果については [2018.3.14]をご覧下さい。なお,阿佐谷英語塾開設以来初めてのことですが,一人,結果を把握できていない生徒(早稲田文学部第一志望)がいます。直前対策の補講授業を無断欠席してから,この生徒と連絡が取れなくなりました。背景には家庭の事情があったものと思われます。その後も何度か連絡を試みましたが,返事がありませんでした。したがって「結果不明一名」のまま,2018年入試の結果を確定します。

[2018.3.14] 2018年入試の結果 3月13日現在

2018年入試の結果は3月9日の時点でほぼ判明しました。しかし国公立の後期日程が終了するまでは,受験する校内生に無用なプレシャーをかけないために掲載を控えてきました。12日の後期試験の終了を待って,13日現在判明している「合格結果」を掲載しました。今年の私大入試は,定員オーバーに対する国の補助金カットを回避するために,多くの大学が合格者を大幅に減らしました。2017年の半分以下にまで絞り込んだ大学・学部も少なくありません。昨年までなら,かなりの余裕を持って合格していた人でも,今年は合格ラインを大きく割ってしまいました。

阿佐谷英語塾の生徒も例外ではありません。一部の生徒を除くと,スタート時の学力がかつてないほど低かったこともあり,合格者減の影響をまともに受けました。入塾時の力がどうであれ,MARCH は全員クリアーを原則としてきた阿佐谷英語塾としては,例年にも増して教材と授業に注力し,英語はほぼ全員を MARCHレベルまで引き上げることに成功しました。しかし蓋を開けて見ると,開設当初の三年を除き,過去13年間で初めて,二名以上の生徒がMARCH に届かないという厳しい結果となりました。早慶は正規合格一名,補欠三名(補足:慶應総合政策補欠一名不合格)という,これもかつてない結果になりました。英語自体が伸びなかったという生徒はまずいませんが,英語で他教科の穴埋めをするには合格ラインが高くなりすぎました。それでも英語で稼いで志望校に合格した生徒もいますが,なかには,入試は総合点であるという原点を疎かにして,英語だけ出来ればなんとかなると高をくくっていた生徒もいます。他教科もしっかり勉強していて,それでも志望校に届かなかった人にはたいへん申し訳なく思っています。入試は総合点であること,そして傾向と対策の重要性をさらに徹底させて,来年の入試に臨む所存です。なお,最終的な結果が明らかになった時点で,2018年の入試を改めて振り返ります。

[2018.2.17] 新高二生,新高三生の体験受講&面談

私大入試の掉尾を飾る早慶の入試がすでに終盤を迎えようとしています。結果発表の早い上智には複数の合格者が出ていますが,早慶の結果がどうなるかは中々読めません。例年2月に入ると,国立専願の生徒を別とすれば,試験日程の関係上,一部の生徒以外は通塾の余裕がなくなるので,メールによる添削やアドバイスに切り換えています。一方,今年は私大入試で予想外の苦戦を強いられている,あるいは苦戦が予想される生徒がいるため,現在も通塾によるケアーを継続しています。また19日以降は私大受験を終えた国立受験生の直前対策を行います。

したがって,春期講習以前に体験受講と面談を希望される新高二生,新高三生の方のための日程が容易に組めず,ご連絡が遅れています。従来,春期講習を体験受講の場と位置づけてきましたが,特に新高二生は,体験受講希望者がすでにほぼ定員に達しているために,前倒しで実施せざるをえません。現在,2月24日から3月3日の間で,候補となる日時を,申し込みの早かった方から順次,提示させていただいています。連絡が遅れている方はご了承下さい。

お知らせ 2017

[2017.3.24] 2017年入試の結果-確定

受験生9名中8名が受験したセンター試験英語の成績は,全員が筆記は180点の大台に乗り,うち一名が200点+リスニング50点,二名が190点 を超えるという良好なものでした。センター対策に当てた時間は,発音・アクセントを中心に60~80分程度でした。実質この8名が2017年入試の受験生です。センターの得点力と難関私立や国立二次の得点力には相当な開きがありますが,一応の目安にはなります。しかし,合格実績は慎ましいものとなりました。入試は総合点であること,そして傾向と対策の重要性にはこれまでも触れてきましたが,2017年度の入試は,改めてこのことを痛感する結果となりました。以前,現国と小論文の指導を行っていたのは,国語力と英語の伸び幅にかなりの相関関係があるだけでなく,国語の得点が合否を左右するケースが少なくないからです。

詳しい事情は省きますが,健康上の理由,経済的理由,他教科の伸び悩み等の理由で通塾不可能になった生徒がいたため,最終的には二名が東京大学を受験しました。一名は極端な理系型,もう一名は理系志望でありながら典型的な文系型であることは早くから分かっていましたが,センター試験の結果にも顕著に表れました。本来ならば志望校・学部の変更が必要なケースですが,本人の意志が固い以上,それを尊重するのが阿佐谷英語塾の方針です。以前から指摘している通り,東京大学が最難関である最大の理由は科目数の多さですが,理三の場合は得意科目はあっても,不得意科目の存在は許されない点で,やはり他学部とは別格と言えるでしょう。国立志向,東大志向,理系志向,医学部志向については別の機会に触れるつもりです。

二学期に文系志望の中途入塾者が二名いました。一名は9月に入塾したものの,ご家庭の事情で12月から通塾不可能となり,以後は郵送による添削とメールによるアドバイスに切り換えましたが,直前対策が不十分であったことは否定できません。もう一名は10月後半からの入塾であり,さすがに時期が遅すぎました。前者は東京外語に届かなかったものの早稲田文化構想に合格しました。後者は二月に入ってからも早稲田国際教養の自由英作文と要約問題の対策をしました。リスニングを含めて短期間に飛躍的に進歩しましたが,紙一重の差で補欠→不合格となりました。本人は本当に悔しかったと思いますが,立教,青山に合格しました。また志望校の変更が12月という直前期であったために,傾向と対策がわずかに間に合わず,早慶法学部に届かなかった生徒もいます。私としてはこの生徒に最も悔いが残りますが,本人が元々の第一志望であった上智法学部に合格した以上,これはあくまでも私の個人的な想いに過ぎません。

国社の対策まで手が回らず,国立医学部受験を断念してセンターを受験しなかった生徒がいる一方,国立理系には届かなかったものの,私立文系を併願して合格した生徒もいます。英語専門の塾としては当然のことですが,英語が伸びなかったという生徒は,中途退塾者を含めて一人もいません。ただし伸び幅には個人差があります。過去を振り返っても,偏差値で20~25以上という著しい上昇を遂げた生徒もいれば,10以下の伸びに止まった生徒もいます。翌年の入試の結果は四月に集まった生徒の顔触れで80パーセント以上決まるとよく言われますが,このことについてもまた,別の機会に触れます。

[2017.3.12] 2017年入試の結果

阿佐谷英語塾の15期生は当初,受験生12名,うち国立理系7名(医学部4名)でスタートし,最終的には受験生9名,うち国立理系4名(東京大学専願2名+私立併願2名),国立文系+私立併願1名,私立文系2名,私立理系1名,で入試に臨みました。3月10日に国立前期の合否がすべて判明した結果,全員届かず。1名が本日,後期試験(医学部)を受験しています。したがって最終的な結果ではありませんが,早稲田国際教養補欠→不合格を含む,私立と国立前期の結果は確定しました。

今週,生徒諸君が順次,受験を終えた感想の報告に来ます。それを踏まえ,苦戦を強いられた理由,受験者数が減少した経緯と合わせて,日を改めて2017年度入試の結果を振り返ります。言えることは,やはり入試は総合点であること,そして傾向と対策の重要性です。

お知らせ 2016

[2016.12.10] ホームページの移転-その後の経緯

2015年11月10日,サイト移転に伴い阿佐谷英語塾の旧アドレスが無効になってから30日経ちました。ようやくトップページ以外のページも新アドレスでインデクスされるようになりました。まだ不安定なページもありますが,詳しくはホームページ移転のお知らせをご覧下さい。

10月の下旬から相当な時間と労力をこの移転対策に費やしてきましたが,旧アドレスへのリンクやブックマークは全て無効になり,新しくホームページを立ち上げたのと同じことになりました。10年間,積み重ねてきたコンテンツがあるとはいえ,ユーザーの使い勝手を考えて,そのほとんどを PDF文書で提供しているため,検索エンジン対策として不備は免れません。この数年間一位表示を譲ったことがない「英語長文問題」をはじめ,多くのコンテンツで順位が降下しました。いくつかのコンテンツ・ページの代わりにトップページが上位表示されていますが,今のところ,昨年の同時期に比べるとアクセス数は三分の一から四分の一以下に減少しています。今後の推移は?

11月19日,トップページが新アドレス www.asagaya-eigo.com で表示されるようになりました。一方,「英語長文問題」は(Bing以外では)インデクスから削除されたままです。新アドレスでインデクスされるよう対策は講じているのですが。なおインデクスされた後も,以前のように上位表示されるには少し時間がかかると思います。

11月10日(15:00) に,阿佐谷英語塾サイトの旧アドレスが無効になりました。10日30日にお知らせを掲載すると同時に,それ以前から,移転がスムーズに行われるように手を打ってきました。旧hompage用のフォルダとは別に,設定を変えた新homepage用のフォルダを作っておき,速やかに移転することを考えたのですが,旧homepage用のアドレスが有効である間は,新homepageを新しいアドレスで作成することが出来ませんでした。10日以前に新アドレスを入力すると,検索エンジンに新アドレスでインデクスされている一部のページが表示されたのは,取得した独自ドメインへの転送サービスの一種だったのかもしれません。したがって,10日の午後3時を以て,旧homepageがウェブ上から消えると同時に,各ページのURL(アドレス) 等を直ちに新homepage用に書き換えることが必要になりました。

当日授業終了後の午後10時頃から作業を開始しました。細かい作業に時間を喰い,homepage builderのフリーズもあって徹夜仕事になりましたが,ほぼ半分のページの書き換えを終えました。翌11日金曜日夕方の授業を挟んで作業を続け,12日土曜日の午前中には全ページの書き換えを終了しました。ところが,いざサーバー(@nifty)にアップロードしてみると一部のページが表示されず,原因はある程度掴めたものの,何度書き直してもうまくいきません。したがって一部のページを一から作り直すことになりました。阿佐谷英語塾の新しいサイトをサーバーにアップロードして,site mapをグーグルに送信し,同時に旧サイトのsite mapを削除して,新homepageの各ページとファイルのインデクスを依頼したのは,12日と13日の変わり目のころでした。

この間,旧サイトはすでにウェブ上に存在せず,新サイトは13日午前零時以降はウェブ上には存在するものの,検索エンジンにはまだ旧サイトのアドレスでインデクスされているために,これをクリックあるいはタップしても,not found というエラー・メッセージが表示されました。当然のことながら,11日,12日両日のアクセスは激減しました。いつ検索エンジンに新しいアドレスでインデクスされて旧アドレスと入れ替わるのか予測がつきません。下に述べる理由からこれを放置することは許されず,@niftyの「移転通知」を設定しました。これは検索エンジンに表示された旧アドレスから自動的に新homepageのトップページに移動するものです。これが有効になった13日の午前9時ころからアクセスが復活しました。実は今年あるいは昨年の後半くらいから,アクセスの動向に大きな変化が見られます。以前はアクセス数の60%以上が東京都内からでしたが,最近は東京都内の占める割合が50%を超えることはまずありません。もちろん絶対数では他の地域より一桁多いことに変わりはありませんが,地方在住の人の比率が増えているのです。

しかもアクセスの時間帯からすると,これは以前からそうですが,高校や全日制の予備校に通っているとは考えられない人のアクセスが少なくないのです。こうした人にとって,阿佐谷英語塾の英語のコンテンツが果たす役割はけっして小さなものではありません。なかでもアクセス数の多いのが「英語長文問題」です。全体の30%以上を占めています。しかし困ったことに,正確な日時はわかりませんが,グーグルのインデクスからこのページの旧アドレスが削除され,しかも新アドレスもまだインデクスされていないため(旧アドレスでインデクスされているBing以外の検索エンジンでは),「英語長文問題」等で検索しても,直接アドレスを入力しても,このページはまったく表示されなくなりました。14日に改めてインデクスを依頼しましたが,15日正午現在,状況に変化はありません。 Bingで検索するか,あるいは「阿佐谷英語塾」や「自由英作文」「英語正誤問題」等他のコンテンツで検索し,前述の「移転通知」を利用して新しいサイトのトップページにジャンプし,「英語長文問題」に移動すればよいのですが,今もこのページへのアクセスだけが激減しています。なぜ最もアクセスの多いこのページだけが削除されたのか理由はわかりませんが,状況の好転を願うばかりです。

[2016.10.30] ホームページの移転

ホームページ設置以来,利用してきた @niftyのホームページサービスが11月10日で終了します。http://homepage2.nifty.com/asagaya-eigojuku(阿佐谷英語塾の現在のアドレス)が無効になるため,新サービスに移行します。リンクやお気に入り等に登録されている人は次のアドレスに変更をお願い致します。新しいアドレスは www.asagaya-eigo.com です。
新サービスへの移行に伴ない独自ドメインを取得したために,手順が少々複雑になりました。11月10日以降も各ページが従来どおり表示されるかどうか不安も残ります。特にこれから入試が近づくにつれて,各コンテンツページへのアクセスが増えてくることが予想されますが,すべてのページが検索エンジンにインデクスされるかどうか,またインデクスされても,これまでのように上位に表示されるかどうかはなんとも言えません。11月10日以降,通常の検索語句で見当たらない場合は,「阿佐谷英語塾」「阿佐ヶ谷英語塾」で検索して,トップページから各ページに移動して下さい。10月30日現在 Google,Yahoo!, goo 等で新しいアドレスでインデクスされているのは「トップページ」と「英語長文問題」だけです。Bing にはまだインデクスされていません。なお主なコンテンツ・ページのタイトルと新しいアドレスはホームページ移転のお知らせをご覧下さい。

[09.04.2016] 二学期の授業

9月5日から二学期が始まります。偶然ですが,今年は高三・高卒SAクラスに難関・最難関国立大学医学部志望の生徒が複数います。また医学部を含む東京大学理系志望の生徒も複数います。他に旧帝大理系第一志望の生徒もいます。その結果,高三・高卒SAクラスは文字通り,Super Advanced Classになりました。スタート時点はやや穏当なレベルであったSAβクラスも,短期間に力を付け,すでにSAαクラスに遜色ないレベルに達しています。(2016年入試の合格実績がごく慎ましいもであった事情は[03.02.2016]をご覧下さい。)入試はあくまでも総合点ですから,今から捕らぬ狸の皮算用をするつもりはありませんが,他塾・予備校の授業との明確な違いは「長文読解」のレベルの高さだけではありません。今年は「自由英作文」とその支えとなる「和文英訳」,つまりに「英語を書く力」の養成に徹底的に注力しています。その成果は着実に現れています...。

[08.22.2016] 台風の影響による休講

台風の接近による風雨と交通機関の混乱のため,本日の授業は休講とします。代替授業の件は後日改めて連絡します。23日以降の授業については「更新情報」をご覧下さい。

[04.08.2016] 一学期の授業と無料体験受講

春期講習は3月で終了しましたが,4月に入ってからも体験受講の希望者がいて,昨日も授業を行ないました。今後の無料体験受講は4月11日に新学期が始まってからになります。例年あることですが,直前になって体験受講,講習,入塾の申し込みを取り消す人がいます。いろいろな事情と理由があってのことでしょうから仕方がありませんが,超人数制で定員を厳守していると,クラス編成に大きな支障を生じます。何の連絡もなしに完全にすっぽかす人もいます。年々そうした傾向が強いくなっているように思われますが,今年は特に顕著です。なぜか。

英語塾の需要は増えていますが,それ以上に供給が増えている,つまり少子化による買い手市場ということもあるでしょう。しかしそれ以上に,スマホの普及によるパソコン使用の減少が影響していると思われます。今やスマホは一人一台,パソコンは一家に一台という家庭が少なくありません。中には故障してから買い換えていない,パソコンなしという家庭もあるようです。昨年入塾した人に,スマホで「授業料と直近の合格実績」だけを見て決めたという人がいますが,極端なようでいて,実はこういう人は必ずしも例外ではないようです。スマホに PDF用のアプリが入っていない人もいます。つまり英語のコンテンツはまったく見ていないのです。中には「メッセージ」や「お知らせ」にも目を通していない人がいます。塾選びの基準は,文字通り「授業料と合格実績」だけになります。

この二つが重要なのはもちろん事実ですが,それだけを基準に阿佐谷英語塾を選ぶとミスマッチになります。超少人数制で授業料は割安,今年の合格実績はごく控えめですから,教材や授業のレベルも控えめだろうと考えて申し込んだものの,いざテキストを見るとまったく歯が立たず,当てがはずれたという人もいるようです。前回も書いたとおり,自力では歯が立たない問題でも,授業を聞けば分かるのが塾の存在理由です。しかし双方通行の少人数クラス授業である以上,学力差にはおのずと限度があることは否定できません。今年は高三・卒SAαは本当に久しぶりで文字通りの Super Advanced(最難関国立医学部)レベル,SAβはやや穏当な Super Advanced レベルです。高三・卒ADには Super Advancedレベルの人もいます。他塾の曜日との関係で完全にシャフルができなかったためですが,教材のレベルは高めです。高二ADは標準的な Advanced レベルですが,一年間で Super Advanced レベルに引き上げますから,動機付けの弱い人には向いていないかもしれません。体験受講をご希望の方は以上の事情を踏まえて申し込んで下さい。

[03.22.2016] 合格実績・春期講習

国公立大学の合否の結果が判明しました。早慶合格者ゼロの時点ですでに予想されたことですが,本当に慎ましい結果になりました。東京外語,国際教養大学,届きませんでした。前期の東京外語はリスニングと自由英作文が一体となった2013年以降,合格者の層が変わったように思われます。相当なレベルの英語の四技能を身に着けている海外帰国生が,いわゆる純ジャパニーズの受験生に対して圧倒的に有利になったと言われています。後期は本格的な国立後期の典型で,「英語を聞く力と書く力」は問わないものの,高度な英語の読解力と日本語の記述能力を求める点で前期とはまったく異なり,後期日程が廃止された東大前期との併願者が少なくないようです。ただしセンターの比重が高いので,個別試験での挽回は至難の業です。一方,国際教養大学は本格的な「英語を書く力」に特化した特異な出題傾向であり,受験生はA日程からC日程まで連続して対策・受験しているものと思われます。

今年の阿佐谷英語塾の受験生は明らかに力不足でした。センターは数(理)が取れず,穴埋めするはずの英語も予想得点を大幅に下回ったため,かなりの負債を抱えての受験となり,残念ながら,それを跳ね返すには「英語を書く力」が不足していました。二学期以降は,かつてないほど集中的な英作文対策を行ないましたが,構文エラー,ケアレスミス,内容面の不備,いずれもが改善しきれないまま時間切れとなりました。英語を「読み・書く力」の養成を謳う塾としては,たいへんに残念で申し訳ない結果になりました。東京外語の合計450語の要約と自由英作文,国際教養大学の300語以上の英語小論文に対処するには,ある種の適性が必要であることは否定できないかもしれません。

センターの得点を踏まえて東京外語の後期に出願せず,山口大学国際総合科学部の後期に出願・合格した生徒は,ご両親の出身地で地縁血縁があることから,都内の私立よりも地方の国立を受験するという思い切った決断でした。2015年の新設学部ですが,二年目の今年は志願者が急増し,センターの得点はS台の判定ではボダーラインを下回っていたため,文字通り背水の陣でした。センター英語95%という本来の力からして不合格はまずないとはいえ,押さえの私大受験を勧めなかったことに一時後悔の念を抱いたのも事実です。本人とご両親の安堵はさぞかしと思われます。

春期講習と新学期の募集は各クラスともほぼ定員に達しましたが,いざテキストを見ると自力ではまったく歯が立たないためキャンセルする人が少なからずいて,SAα,SAβ,高二ADともにまだ空きがあります。メールにてお問い合わせください。そもそも自力では歯が立たない問題でも,授業を聞けば分かるのが塾の存在理由です。今年の合格実績がごく控えめだからといって,私の教える力がごく控えめになったわけではありません。ただし,あるレベルの理解力(あるいは性格)と基礎知識が必要なのは事実です。詳しくは続報にて。

[03.12.2016] 春期講習・新学期

本日は国立後期の試験日です。阿佐谷英語塾にも後期で捲土重来を期す生徒がいます。センター試験のボダーラインが高く,定員が著しく少ないことから,文字通りの狭き門です。昨日まで阿佐谷英語塾のコンテンツにアクセスしていた人の中にも,少なからず後期の受験者がいたかもしれません。というよりも,そういう人が多数だったかもしれません。一方,この時期「英語の塾」を探している人も少なからずいるはずですから,春期講習と新学期の募集状況に触れておきます。

高三・高卒SAα,SAβクラスともにあと1-2名です。高三・高卒ADクラスは,事情により高2で退塾する生徒さんがいるため 1名の空きが出ていますが,春期講習では欠員の募集をしない予定です。2016年度の高三・高卒ADクラスはSAとADの中間くらいのレベル,他教科次第で国立・早慶上智を狙えるレベルですから,新学期以降クラスの再編が必要になるかもしれません。テキストのサンプルは少し平易すぎるかもしれません。なお各クラスとも,講習の日程とは別に新学期のお問い合わせを受け付けています。

高三・高卒生クラスよりも新規の生徒さんが集まりやすい高二ADクラスは,早い時期から,お申し込みやお問い合わせが定員を越えています。しかし今年は生徒さんの学力やバックグラウンドに相当なバラツキがあり,ご希望どおり入塾していただくと 4月以降の通常授業に支障を生じる可能性があります。阿佐谷英語塾としては異例のことですが,今年の高二クラスに限っては,申し込み順の受け付けはあくまでも原則とさせていただきます。要するに Advanced レベル一クラスの双方向授業ですから Super Advanced 寄りの人から Standard 寄りの人くらいまでが学力差の限度であり,これを上回る人も下回る人もミスマッチということになります。したがて,まだ空きがありますので,テキストのサンプルを参考にして,お問い合わせ下さい。(初めから自力で解けるほどの学力は求めていません。辞書を引いて解ける問題もあるけれど,解けない問題も多い,くらいで十分です。)講習終了後も新学期のお問い合わせを受け付けます。

[03.02.2016] 春期講習・新年度のクラス編成&私大合格速報

新年度は責任者である私が全クラスを一人で担当するため,規模を縮小します。最もお問い合わせの多い高一クラスは設けません。個別指導も行ないません。2016年は高二AD1クラス,高三AD1クラス,高三SAα1クラス,高三SAβ1クラス,合わせて4クラスを設けます。春期講習以前に体験受講を希望する人もあり,講習の時点ですでに空席は2-3名になるクラスもあります。なお各クラス定員6名はあくまでも上限とし,4-5名で募集を打ち切ることもあります。理由は下記の通りです。

2016年度の私立大学入試は,早稲田の合格発表を以て,補欠の結果以外はすべて判明しました。2016年入試(スタートは2015年)の阿佐谷英語塾の受験生の数は開設初年度を下回る過去最少の6名,11年ぶりで早慶合格者なしという結果になりました。国公立受験者(前期・後期)の結果は当然まだ判明していません。早慶合格者ゼロというのは,昨年の10月からある程度は予測していましたが,ホームページをご覧になっている方には,意外な結果かもしれません。

この間の事情にはあまり触れたくないのが本音ですが,立場上,というより阿佐谷英語塾の立ち位置からして,知らぬ顔をして済ませる訳にもいきません(現在,当塾のコンテンツを県立高校の学習用教材として利用したいとの申し出を,西日本のある県から,業務代行の企業を通じて頂戴しています。)2014年は,訳あって開設以来初めて責任者である私一人の体制で,規模を縮小して塾の運営を行いました。2015年も基本的に同じ方針で臨むつもりでしたが,年明けから何度も電話やメ-ルで熱心に講師に応募してくる人がいました。現職の大学教授で,予備校での指導経験もあり,面談の際に持参した自作のプリント等もそれ相当のレベルに達していました。テキスト類はすべて私が作成することを前提に,講師として採用しました。

したがって,当初の方針とは逆に,それ相当のペイを支払うためにクラスを増設し,個別指導も受け付けました。本人が強く希望した高三SAクラスをはじめ,春の講習から多くのクラスを任せ,私は受験学年であり,なおかつスタート時の学力が弱い高三ADクラスを中心に担当する一方,テキストとコンテンツの充実に注力することにしました。残念ながら期待は見事に裏切られました。講習の時点ですでに入塾を見合わせた生徒が何名かいて,急遽,私がバトンタッチしなければ,高三SAクラスは最悪の場合,全員が退塾するところでした。授業は答え合わせに過ぎないというのが主な不満でした。他のクラスからはそれほど著しい不満はなく,むしろ良い評価する生徒もいました。しかし,その後の体験受講生の反応を見ても,学力上位層からは評価されないことが明らかになりました。授業内容をチェックし,かなり細かい指摘もして是正を図りましたが,改善の余地(capacity)がなく,結局は途中で退職したために,一転して規模の縮小を余儀なくされ,11月までその後始末と整理に追われました。

ただし,これだけであれば,受験生6名,早慶ゼロという結果にはなりません。残った生徒の力を確実に伸ばしていけば,この言葉が適切どうかは別として「戦力」に特に不足はないからです。しかし悪いことが重なりました。4月以降も通塾していたSAクラスの生徒のうち,早慶志望の男女二名が8月と9月に体調を崩して高校にも通えない状態となり,9月と10月で退塾しました。さらに,国立第一志望(文系)の高卒男子が,英語ではなく数(理)が大きなネックであることが明らかになり,9月に退塾しました。10数名の生徒がいれば一人くらいはこういうこともありますが,10名以内のうちの3名というのは過去にも例がありません。彼らのことは今も気になっていますが,医師でもない,一介の英語塾講師の立場で出来ることは限られています。

10月の時点で,2016年の合格実績がこの10年で最も控え目になることはほぼ決まっていました。しかし,昨年は合格実績がかなり気になったものの,今年はこの非常事態をむしろ客観的に見る余裕? があります。自分で言うのは気が引けますが,年度によって波はあるものの,過去の合格実績が,受験生10名前後「申し込み順,選抜テストなし」の塾では普通はあり得ないレベルだったと言うべきかもしれません。これまでは立教,明治,青山,法政,中央は受かるのが当然のように思っていましたが,学力中位(あるいは中位以下)の生徒にとって偏差値60は大きな壁です。偏差値65はとてつもなく大きな壁です。スタート時の力を考えると,2016年の入試で高三ADクラスの生徒が全員,上智,立教,明治,法政に合格したのは本当はすごいことなのかもしれません。さすがに早稲田には届きませんでしたが,彼らの正当な努力が正当に報われた結果だと言えるでしょう。

こうした経緯を踏まえて,新年度は高二・高三合わせて4クラスに絞り,私がすべてのクラスを担当します。個別指導は行ないません。また各クラス定員6名はあくまでも上限であり,すでに6名が在籍する新高三ADクラスを除き,場合によっては 4-5名で募集を打ち切ります。仮に高三・高卒生の3クラスを定員6名まで集めると,来春の受験生は合計18名になりますが,これは過去最多の14名を上回り,直前期のきめ細かい指導に支障をきたす恐れがあるからです。ページのトップに戻る

[02.20.2016]私大の入試はすでに,日程の遅い早稲田の一部学部を残してほぼ終了し,国公立入試まであと5日を切りました。文字通り最後の追い込みに入ったわけです。18日と19日の二日間は,阿佐谷英語塾のホームページへの日別の総アクセス数(閲覧ページ数)が2000を超えました。日別の総訪問者数も1000人近くに及んでいます。訪問者数は昨年より増えていますが,総アクセス数,つまり一人当たりの平均閲覧ページ数が昨年より減少している(3→2)のはスマホの普及によるものと思われます。また昨年末からは地方在住の人のアクセスの比率が増えています。そして「自由英作文(解答例・暗記例文)」へのアクセスが約30パーセントを占めています。お役に立てているかどうか気になるところですが,とりあえず,現在判明している早稲田大学の自由英作文のテーマを載せておきます。

国際教養学部「中高一貫教育と中高分離教育の比較」,法学部「ボクシング等の格闘技はオリンピックに相応しいか」。前者は予想外の比較的平易な軽い(?)テーマでした。ただし両方の教育を経験した人はまずいないので,それなりの想像力を求められます。後者もどちらかというとマイナーなテーマですが,オリンピックと絡めたところが時宜に適っていると言えるかもしれません。格闘技に疎い人にとっては意外に答えにくかったかもしれません。ネタ切れと言ってしまえばそれまでですが,やはり求められるのは,幅広い常識・教養と想像力,そして思い浮かんだことを(平易な)英語で書く力,つまり単語・イディオム,文法・構文の知識,要するに英語の表現力です。

受験生諸君の切実な気持ちが痛いほど伝わってきて,この時期,新年度に向けた春の講習の案内を掲載するのも躊躇われるほどですが,一方では通塾先を探してネットで検索している人もいるわけですから,春期講習についてのお知らせをしなければなりません。すでにメールによる問い合わせも何件か頂戴しています。日程等は近日発表しますが,新年度の予定は次の通りです。2016年度は,高二は Advanced class 1クラス,高三は Super advanced α class と Super advanced β class と Advanced class の3クラスを設ける予定です。高一クラスは設けません。思い切った規模縮小を図ります。詳しい事情は近日お知らせします。新高三の Advanced class(現高二 Advanced class)は,レベル的にはむしろ Super advanced と Advanced の中間ですが,すでに定員に達しているために,何かの事情で退塾する人が出てこなければ,新規の募集は行ないません。新高二クラスの生徒さんは全員新規の募集になりますが,いま現在三名の方からの問い合わせがあります。なお,個別指導の募集は行なわない予定です。ページのトップに戻る

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